2021年5月7日

第38回 コオロギ粉

読者の皆さん、こんにちは。このあいだ、たまたま、お友達のフェイスブックに「コオロギ粉を買いました」という投稿を見ました。ちょうどNetflixのドキュメンタリーで、「これからは虫を食べる時代」と、誰かが話しているのを観たばかりだったので

第37回 Quebec city で「トッケビ」

読者の皆さん、こんにちは。紅葉の秋、楽しんでいますか? オタワは秋も終盤に近づいてきました。我が家では、毎年、メープル街道の紅葉がピークになる感謝祭の週末に、ケベック州のモンテベロやモントランブランといった近場で紅葉を楽しんでいるのですが、今年は、

第36回 ヨーコ・オノとジョン・レノン Bed-In for Peace Suite 1742

皆さん、こんにちは。今年の夏は、夫と息子がバンクーバーに二週間行っていたので、オタワで留守番の私は、6歳の娘を連れてモントリオールに行ってきました。モントリオールは、オタワから約200キロ、車で2時間半。バンクーバーからウィスラー(約120キロ)に行く感じでしょうか。

第35回 カナダで一番大きな亀 「Snapping Turtle」

2018年8月2日 第31号  バンクーバー新報の皆さん、こんにちは。今年は、30度を超える猛暑が1カ月ほど続いているオタワです。あまりにもお天気が良いので、毎日のように、湖や川に行って、泳いで過ごしているのですが、オタワでは泳ぐ際「Snapping Turtleに気をつけて」とよく言われます。 バンクーバーにいた時は、聞いたことがなかったSnapping Turtle(日本語名カミツキガメ)。みなさんはご存知ですか?  カミツキガメは、カナダで一番大きな、淡水で生息する亀として知られています。長さは20〜36センチ、体重は4.5〜16キロまで成長します。なんだか一見、恐竜のように見えるのが特徴です。サスカチワン州からノバスコシア州で見られ、BC州には生息しません。  カミツキガメは、その名が示すように、噛み付くことで有名です。危険を感じた時に、他の亀のように甲羅の中に頭を引っ込めて身を守ることができないので、自己防衛として相手に噛み付きます。泳いでいる人間の足の指を狙い、ひきちぎる恐ろしいサメのように表現されることが多いのですが、実際のところは、カミツキガメが噛み付くのは、陸にいるときに、人間が触ったときだと言います。特に、恐竜のような突起のある長い尻尾をみると、カッコいいので、つい触りたくなるのですが…そんなことをする人間に対して、まさかの!伸びる首を、尻尾まで伸ばし、大きな強い顎で、ガブリと指をもぎ取るようです。また、道の真ん中を歩いているカミツキガメを助けようと、抱き上げた際に、長い首を伸ばして、人間に噛みつくこともあるようです。  水中では、人間の姿を見たら、逃げるらしく、シャイだと言われています。どうやら人間の方から、ちょっかいを出さない限り、心配ないようですね。  日本では、北米からカミツキガメがペットとして輸入され、飼いきれなかったオーナーが自然に戻すケースが続出していたようです。すでに繁殖してしまった地域もあり、現在、日本の侵略的外来種ワースト100に指定され、ペットとしての輸入、飼育、販売破棄は、違法となっています。 小倉マコ(ペンネーム) 兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者 www.makoogura.com

第34回 盛り上がるカナダの建国記念日

2018年7月5日 第27号  こんにちは。7月1日はカナダの建国記念日でしたね。毎年、この日がくるたびに、日本も、カナダのように建国記念日をもうちょっと盛大にお祝いしたら楽しいのになと、思ってしまいます。  昨年カナダは150歳になり、今までになく盛大な誕生日を迎えたわけですが、もともとカナダの建国記念日は、カナダ連邦が誕生したことを記念するために、1867年に制定されました。当時カナダ州である、現在のオンタリオ州とケベック州に加え、ノバスコシア植民地とニューブランズウィック植民地が加わり、カナダ連邦が誕生しました。この日は国民の休日になっており、首都オタワの国会議事堂前では記念式典が行われ、赤と白のカナダ国旗を象徴する衣装をまとった人たちで、ごった返しています。  盛大に行われるオタワでの建国記念日の見所は、やはりカナダ総督や首相が家族と共に、毎年、馬車に乗って登場することでしょうか。今やセレブ状態のジャスティン・トルドー首相一家にも、高確率でお会いすることができます。またパレード、野外コンサート、航空ショー、花火など、朝から晩までイベントが盛り沢山なので、カナダ国内の至る所から観光客たちが集まってきます。  肝心のオタワの住人たちはどうかというと…もちろん毎年このイベントに参加する家庭もあれば、我が家やご近所さんたちのように、徒歩や自転車で行ける距離にも関わらず、炎天下、人混みの中を歩く熱意がないと、毎年、庭で上空を飛ぶカナダ空軍・飛行部隊の航空ショー「スノーバード」を見ながら、BBQをしてお祝いをしたりと、様々です(笑) 小倉マコ(ペンネーム) 兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者 www.makoogura.com

第33回 迫力満点、 吠えるカナダの野鳥ルーン

読者のみなさん、こんにちは。5月のビクトリア・ウィークエンドを終え、正式に夏が始まりましたね。首都オタワではこの週末、気温も26度まで上がり、すっかり夏日和でした。我が家ではご近所のお友達と一緒にカヤックをしに、Gatineau公園に行ってきました。

第32回 世界で一番グロテスクなカクテル

2018年5月3日 第18号  名前を聞いただけで吐き気を催す、グロテスクなカクテルが、ユーコン州のドーソン・シティにあると言われています。その名を「Sourtoeカクテル」。「Sourtoe」と聞いて、読者のみなさんは、なんとなーく、何が入っているか、お分かりになったのではないでしょうか。 Toeと言えば、足の指。動物の指くらいで、世界中から観光客が、根性試しや好奇心に駆られて、集まってくるわけはなく…。この指とはなんと、切断され、干からびた、人間の足の指が入ったカクテルなのです。レシピはいたって簡単。ウィスキーの中にミイラのような足の指、一本。真っ黒で、すっかり萎んでしまった足の指には、固くなった爪もしっかりと付いており、私なんかは、画像を見ただけで吐きそうになりますが、1973年に提供されてからすでに6万9千人もの人たちが挑戦したとのことです。  「さっと早く飲むもよし。ゆっくり飲むもよし。だけど、指にはしっかりと口付けを」というルールがありますが、2013年には、口付けどころか、指をわざと呑み込んで、逃げた人がいたほどです。当時は、呑み込んだら500ドルの罰金となっていましたが、そう簡単に代わりとなる在庫があるわけもなく、このレジェンドも終わってしまうのでないかと町では大騒動になったそうです。(ちなみに翌日、呑み込んだ本人が、お店に戻ってきて、呑み込んでしまった指のかわりに、自分の足の指を切断して謝罪したいと申し込んだそうですが…)  カクテルに使われる指が呑み込まれたり、古くなったり、壊れたりと、指一本でこのレジェンドを続けて行くのは難しいため、お店側は常に足の指の提供者を探しているとのこと。早速、今年2月には、ユーコン州で行われた、長距離バックカントリー・レースの際に、凍傷で足の指を3本失った冒険家に、指の提供をお願いしたというニュースも流れています。「それでは、足の指を3本、瓶に詰めて送ります」と返事をしたらしいですが、笑っていいのか悲しんでいいのか、微妙な気持ちになります。ちなみに「Sourtoeカクテル」は、ドーソン・シティのダウンタウンホテルでのみ提供されています。 小倉マコ(ペンネーム) 兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者 www.makoogura.com

第31回 ホッキョクグマの刑務所?!

初出 2018年4月5日 第14号  皆さんは、ホッキョクグマの刑務所という言葉を聞いたことがありますか?世界に一つしかないと言われるホッキョクグマの刑務所が、マニトバ州北部にあるチャーチルに存在します。  人口1000人余りのこの小さな町は、ホッキョクグマの首都というニックネームを持つほどで、10月から11月になると、内陸部からホッキョクグマが一斉に集まってきます。冬になると主食とするアザラシを食べるため、ハドソン湾が凍るのを待つ場所が、このチャーチルなのです。ここにやってくるホッキョクグマの数は、チャーチルの人口と同じ、時には、ホッキョクグマの数の方が住人の数より多くなるとか。  それだけに、ホッキョクグマたちが、人間の食べ物の匂いにつられて、町をうろつきはじめたのが、ここ数十年ほど、問題となっています。地球温暖化の影響でハドソン湾の氷の張りが、遅れているのが原因の一つだと言われています。結果、24時間体制のポーラーベア・アラートプログラムを設置し、人間とホッキョクグマの接触を避けるため、町でクマが目撃された場合、爆竹の音で脅すなどしてホッキョクグマを町の外から出すように仕向けたり、またそれが困難な場合は、ホッキョクグマ刑務所と呼ばれる捕獲施設に連れて行くことになっています。この刑務所では、30頭までが入所可能だといわれています。  ピークシーズンの秋には、ポーラーベアホットラインに、一晩につき5、6回連絡があることもあるようです。チャーチルの住人は、いつホッキョクグマに遭遇するかわからないため、車で町に出る場合は、車の鍵はかけずに、誰もが車の中に逃げ込むことができるようにといった、珍しいルールもあるようです。  カナダと言えば、ホッキョクグマが有名ですが、その影にはこんな深刻な問題もあるようです。 小倉マコ(ペンネーム) 兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者 www.makoogura.com

第30回 ピンクのTシャツを着ていじめ反対運動を カナダで始まったピンク・シャツデー

2018年3月1日 第9号  読者の皆さん、こんにちは。3月1日号のまるごとカナダとなりました。  さて、昨日の2月28日は、職場や学校、お店など、町の様子が、普段とはちょっと違ったことに気づきましたか?ピンクのTシャツを着ている人たちが、多くなかったですか?実際に服のどこかにピンクを取り入れて出勤、登校された読者の方もいらっしゃったことでしょう。  カナダでは2月の最終水曜日が、「ピンクシャツデー」となっています。この日は、ピンクのTシャツ、あるいは洋服のどこかに(あるいは全体に)ピンクを入れることで、「いじめ反対」のメッセージをまわりに伝えます。いじめは、子どもから大人まで、学校や職場、家庭や友人間、また最近ではオンライン上を含め、誰にでも起こり得る問題です。この反対運動を通して、「いじめは許されない!」ということを、社会全体にリマインドする良い機会となることでしょう。  そしてピンクシャツデーの発端となったノバスコシア州での勇気ある少年たちの行動も覚えておきたいものです。今から約10年前、2007年のことです。中学3年生の男の子が学校にピンクのポロシャツを着て、登校しました。その日、この男子生徒は「ホモセクシュアルだ」とからかわれ、暴行をうけました。その話を聞いた、同じ学校に通う高校3年生の男子生徒二人が、このいじめに反対するため、翌日、同じようにピンクのTシャツを着て登校することにしました。また他の生徒たちにも同じように、翌日、ピンクのTシャツを着て登校するよう呼びかけました。瞬く間にこのメッセージは学校内の生徒に届き、翌日、学校はピンク色に染まりました。生徒たちが一団となって、「いじめ反対」の意思表示をすることで、この学校でのいじめはなくなったようです。そしてこの学校での出来事は、世界中へ広まり、日本を含め世界の至る所でピンクシャツデーが始まりました。 小倉マコ(ペンネーム) 兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者 www.makoogura.com

第29回 2月2日は何の日?

日本では2月3日は節分の日です。前日の2日は恵方巻きや鬼のお面など、節分の準備をされるご家庭も多いことでしょう。カナダでは、2日にテレビをつけると必ずと言ってよいほど「グラウンドホッグ」が登場します。ミニチュアの熊のようなかわいらしい風貌のグラウンドホッグは、

第28回 首都オタワ 国会議事堂前に新スケートリンク

初出 2018年1月1日 第1号  あけましておめでとうございます。バンクーバー新報新年号となりました。読者の皆さま、今年もどうぞよろしくお願いします。昨年に引き続き、今年もフェイスブックを通して、さらに皆様とつながれたら嬉しいです。コメントも楽しく読ませていただいています!  さて現在首都オタワでは、カナダ建国150周年を締めくくるにあたり、12月7日から国会議事堂前に、「屋外スケートリンク」が登場してしまいました。すでにこの街には、世界的に有名な7.8キロのリドー運河の屋外無料リンクが、ダウンタウンのど真ん中にあるのですが…。アイスホッケーを愛する国家には、ギネス世界記録に登録されるスケートリンクがひとつあるだけでは、物足りないのかもしれません。  この新しいスケートリンクは、2月25日までの期間限定で、一般に無料公開されています。今の時期は国会議事堂はもちろんのこと、ダウンタウンはピカピカと光るクリスマスイルミネーションに包まれ、まるでおとぎ話のなかにいるようです。本リンクは夜の10時まで開いているので、イルミネーションがきれいな夕方からが狙いどころでしょう。  ただ、この一生に一度と呼ばれる期間限定リンクが登場してくれたのは喜ばしいことなのですが、連邦政府が本アイスリンクの製作ならびに運営費用に約560万ドルもかけたことを聞いて(そして費用はさらに上がる予定)、政府の税金の使い道に疑問を感じる国民の声もあがっています。まだまだホームレスや貧困層が存在する社会のなか、余っている予算があるのなら、世界一の屋外スケートリンクがあるオタワにまた別の大規模なスケートリンクをはると言った、物質的な喜びに税金を使うのではなく、困っている誰かの生活を支援しようと言った精神的喜びに焦点をあてた使い道もあったように思ってしまいます。 小倉マコ(ペンネーム)兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者www.makoogura.com

第27回 宇宙飛行士がカナダ総督に

初出 2017年12月7日 第49号  こんにちは。今年最後のまるごとカナダとなりました。今回は、53歳の若さでカナダの総督に就任したジュリー・ペイエット氏(現在54歳)について話したいと思います。  ご存知の方も多いと思いますが、カナダはイギリス連邦に属しているので、カナダの国家元首は英国の君主、エリザベス2世となっています。ふだんエリザベス2世はカナダ国外にいるので、その名代として総督が任命されています。そして、今年の10月2日に第29代となるカナダ総督に就任したのが、ジュリー・ペイエット氏です。  彼女が話題になっているのは、やはり元宇宙飛行士であることが関係しているでしょう。1963年10月にモントリオールで生まれ、1986年にマギル大学で工学の学士号を取得し、その後IBMへ就職。1990年にトロント大学で応用化学の修士号を取得し、1992年にはCSA(カナダ宇宙庁)の宇宙飛行士の候補に選ばれました。1999年と2009年の2度にかけて、国際宇宙ステーションに行き、国際宇宙ステーションに搭乗した初のカナダ人となりました。また2000年から2007年にはカナダ宇宙庁の主任宇宙飛行士として活動しています。  就任演説では「我々は地球という同じ星の住人」と宇宙飛行士らしく語り、地球上の問題を力を合わせて取り組むことの重要性を語ったのは印象深かったです。総督の任期期間は、通常5年で1年の延長が認められていますが、宇宙から世界を見たペイエット氏の新しい視点での活動が、これから楽しみです。 小倉マコ(ペンネーム)兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者www.makoogura.com
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