第98回 『“カナダの黒人” とよばれて―カナダ先住民の苦悩』
「ママ、見てよ、アレ!」 車で私達はバラードブリッジを渡っていた。日本から私の手術見舞いに来た次女が運転しながら、橋の右側手すりを「あれよ!」と顎で差した。
96 「君の膵臓が食べたい」と読書
「だーれもいない!」、「淋しなぁ」、グランマは呟きながら、2階のプレイルームへ入って行った。そこは孫娘レイナが、昨年夏の帰国まで、使って居た広い玉突き台が置ける大きな部屋だ。
94 本当に言いたいこと
2〜3cmサイズの小石が溢れるように入ったガラスの花瓶を、ステージ上の机に置いた。そして、「この花瓶はもう満杯かな?」と観客に聞く。観客はざわざわし、誰かが「ハイ」と言った。それは「日系女性企業家の会」の講演会で、同じ会員の方と2人でおこなった