第7回 メープルシロップの時期がきました

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オリジナル

 春になりましたね。バンクーバーはもう街中が桜満開ですね。こちらオタワも氷点下の世界が終わり、急に春が目の前に来た感じがします。そしてこの急激な温度差(氷点下20〜30度の長い極寒の冬から、冬の終わりを告げる春先の0度前後)が生じる今が、メープルシロップを収穫する時期となっています。

ケベック州やオンタリオ州などメープルシロップの生産地では、シュガーシャック(砂糖小屋)が現在期間限定でオープンしています。ここではメープルシロップの原料となっているカエデを栽培し、メープルシロップを作る過程を公開しています。メープルシロップ用に栽培されたカエデには、小さな穴が開いており、そこにシルバーの搾取口が取り付けてあります。そこから透明の樹液が流れ出し、バケツに溜まり、この樹液を集め沸騰し濃縮したらメープルシロップとなって市場に出ます。「カナダが誇るメープルシロップはこうやってできるんだ」とシュガーシャックに来るたびに自然の驚異に感動です。

 ですが!地元民の間では、自然が生み出したこの奇跡的(!)産物の過程に感動するよりも、ここで提供されている「ブランチ食べ放題」のほうに夢中なのが現実だったりもするのです。今や「シュガーシャック=メープルシロップも含むブランチ食べ放題」と言っても過言ではないでしょう。去年に引き続き今年もシュガーシャックに行きましたが、幻想的なメープルシロップの森に目を向けるのは小さな子供のいる家族や観光客だけで、駐車場に止まってある車の大半は、ブランチだけガッツリ食べたら、そのまま自宅へ直行コースのようでした。

 ちなみにオンタリオ州側は英系ブランチ、ケベック州側はフレンチカナディアン系ブランチです。量だけでなく、質にもこだわる期限限定のブランチとだけあり、食べることに気が取られてしまうのは、カエデを見飽きた現地人にとってはもしや当然のことなのかもしれませんね…。

ケベック州やオンタリオ州などメープルシロップの生産地では、シュガーシャック(砂糖小屋)が現在期間限定でオープンしています。ここではメープルシロップの原料となっているカエデを栽培し、メープルシロップを作る過程を公開しています。メープルシロップ用に栽培されたカエデには、小さな穴が開いており、そこにシルバーの搾取口が取り付けてあります。そこから透明の樹液が流れ出し、バケツに溜まり、この樹液を集め沸騰し濃縮したらメープルシロップとなって市場に出ます。「カナダが誇るメープルシロップはこうやってできるんだ」とシュガーシャックに来るたびに自然の驚異に感動です。

小倉マコ(ペンネーム)
兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ
「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者
www.makoogura.com