第13回 『意外だったカナダ発祥の食べ物』 郷土料理・フレンチカナディアン編

474

2016年10月6日 第41号

 こんにちは皆さん。10月に入りすっかり秋の色が強くなってきました。秋といえば読書の秋もそうですが、やはり食欲の秋です! 今回は、前回のジャンクフード編に引き続きカナダならではの食べ物について話したいと思います。ご存知の通りカナダは様々な国の人たちが集まってできた移民国家だけに、日本のようにご飯+お味噌汁+焼き魚といった「これぞ!家庭料理」というものが存在しませんが、地域ごとに名物があり、それが人気となり他州で見かけることがよくあります。調べていると、あれもこれも外せない! とサクサクと出てきてしまったので、今回はケベック州に焦点を当てたいと思います。

 まずはプーティン。熱々のフライドポテトにチーズカードをどっさりのせ、その上からグレービーソースをかけたものです。国内のファーストフード店を含め私の住んでいる首都オタワだとプーティントラックなるものが年中道端に止まっています。次に豆スープ。BC州に住んでいるとあまり聞きませんが、こちらでは特にメープルシロップ収穫の時期に入るとシュガーシャック(砂糖小屋)でフレンチカナディアンの朝食が提供され、この黄色いエンドウ豆をすりつぶしてできた豆スープが出てきます。我が家では今や冬定番のスープとなりました。

HabitantのFrench Canadian Pea Soup缶
チーズがどっさり入ったボリューム満点プーティン

 ひき肉がどっさり入ったミートパイTourtièreも忘れてはいけません。ケチャップをつけて食べるのがフレンチカナディアン流だとか。デザートはやはりSugar Pie。その名の通り砂糖とバターが主な原材料とだけあり、とにかく甘い! BC州でも意外とスーパーやパイ専門店といったスペシャリティーストアに行くと購入可能なので、フレンチカナディアン・ナイトを試してみるのも楽しいかもしれませんね。

小倉マコ(ペンネーム)
兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ
「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者
www.makoogura.com