第21回  カナダの国技はアイスホッケーだけじゃなかった!

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2017年6月1日 第22号

 6月に入りました。オタワはまだ肌寒い日が続くもの、気分だけはすっかり夏です。さて7月から始まる夏休みを目前に、就学児のいらっしゃるご家庭では、夏休みの予定をそろそろ立てているところでしょうか。のんびりしている我が家でも、今年の夏は何をしようかとインターネットで近郊のサマープログラムやデイトリップなどのアイデアを収集していたところ、横から夫が「ラクロスに挑戦するのもいいかもね」というではないですか。

 ラクロス?!あのスティックの先に網が付いたラクロス?!私がまだ高校生の時、内田有紀主演のテレビドラマ「じゃじゃ馬ならし」でその存在を知り憧れたラクロス?!実は進路選択の際も、ラクロス有無で志望校を選んだほどのラクロス。(結局やらずじまいだったのですが…)

 この夫の一言で、20年経った今になって、ようやく思い出したラクロスですが、なんと「ラクロスはカナダの夏の国技」というではないですか。アイスホッケーだけがカナダの国技だと思っていたら、どうやら夏の国技として、ラクロスが法律で認定されているとのことでした。しかもラクロスは、もともと北米先住民(南東部)が500年以上も前から親しんでいたスポーツだそうです。ゲームの意味には諸説がありますが、儀式的な意味合いがあったり、部族間の紛争解決に用いられていたようです。当時は千人ものプレーヤーで構成されゴール間の距離も数キロ離れており、一つのゲームに数日間かかることがあったとか。

 1867年にカナダ・ラクロス協会が設立され、1994年に法律によりカナダの夏の国技として認定されています。ラクロスには長い歴史があったのですね。

小倉マコ(ペンネーム)
兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ
「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者
www.makoogura.com