第23回 モアナに出てくる女神?!

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2017年8月3日 第31号

カナダ建国150周年記念 モゼイカナダ園芸イベント MOSAÏCANADA 150

 夏本番に入りました。首都オタワは例年になく雨の多い夏で、なんだかバンクーバーにいるような気分です。さて今年はカナダ建国150周年ということで、カナダ国内の至る所で面白いイベントが行われていますが、そのなかでもオタワで話題になっているのがモゼイカナダ150(MOSAÏCANADA 150)と呼ばれる園芸イベントです。

話題の『Mother Earth』『Gaia』とも称される女神

 6月30日から10月15日まで行われているこのイベントでは、過去150年間のカナダを象徴する文化、歴史、芸術、価値観などを園芸を通して表現し、10州や3準州からも、それぞれの地域を代表する園芸作品が展示されています。BC州からは、ハイダ族の伝統芸術を復興させた芸術家ビル・リード氏の『シャチ』が登場しています。リード氏と言えば、バンクーバー国際空港の国際線出発ロビーにも彼の『ハイダ・グワイの精神、ジェード・カヌー』が展示されているので、バンクーバーに住んでいる方なら、きっと馴染み深いことでしょう。首都オタワのあるオンタリオ州からは『ナイアガラ・ゲイトウェイ』、お隣のケベック州からは『フランスからの3隻の船』などと題された見応えのある作品が立ち並びます。

ハイダ族の伝統芸術を復興させた芸術家ビル・リード氏の『シャチ』

 また上海と北京からも、カナダ建国150周年を記念して、獅子やドラゴンの園芸作品が展示されています。日本からの園芸作品がないのは残念ですが、それは次回へと期待しましょう。

 そして最後になりましたが、このイベントでの一番の見所はやはり巨大な女神像でしょう。ディズニー映画「モアナと伝説の海」に登場する女神にそっくりなので、これを見た子供たちは「モアナの女神」と勝手に呼んでいますが、ディスプレーにもMother EarthあるいはGaiaと称されているので、間違いではないようです。このインパクトの強い、優しい顔をした女神は、実物をみると本当に圧倒されてしまいます。

迫力のある女神像は行き交う観光客を魅了する
話題の『Mother Earth』『Gaia』とも称される女神

 その他、赤毛のアンやアイスホッケーなどカナダを象徴する作品が33点と、盛りだくさんです。百聞は一見に如かず。オタワに来ることがあれば、ぜひ、この園芸展に寄ってみてください。

MOSAÏCANADA
150/Gatineau 2017 Jacques-Cartier Park, south end
285, Laurier street, Gatineau (Quebec)
10時〜7時 入場料無料 

ケベック州から『フランスからの3隻の船』
ノバスコシア州から『ロブスターを捕る漁師』

(小倉マコ)

小倉マコ(ペンネーム)
兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ
「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者 www.makoogura.com