第27回 宇宙飛行士がカナダ総督に

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Her Excellency the Right Honourable Julie Payette, Governor General and Commander-in-Chief of Canada (Photo Credit: Sgt Johanie Maheu, Rideau Hall © OSGG-BSGG, 2017)

初出 2017年12月7日 第49号

 こんにちは。今年最後のまるごとカナダとなりました。今回は、53歳の若さでカナダの総督に就任したジュリー・ペイエット氏(現在54歳)について話したいと思います。

 ご存知の方も多いと思いますが、カナダはイギリス連邦に属しているので、カナダの国家元首は英国の君主、エリザベス2世となっています。ふだんエリザベス2世はカナダ国外にいるので、その名代として総督が任命されています。そして、今年の10月2日に第29代となるカナダ総督に就任したのが、ジュリー・ペイエット氏です。

 彼女が話題になっているのは、やはり元宇宙飛行士であることが関係しているでしょう。1963年10月にモントリオールで生まれ、1986年にマギル大学で工学の学士号を取得し、その後IBMへ就職。1990年にトロント大学で応用化学の修士号を取得し、1992年にはCSA(カナダ宇宙庁)の宇宙飛行士の候補に選ばれました。1999年と2009年の2度にかけて、国際宇宙ステーションに行き、国際宇宙ステーションに搭乗した初のカナダ人となりました。また2000年から2007年にはカナダ宇宙庁の主任宇宙飛行士として活動しています。

 就任演説では「我々は地球という同じ星の住人」と宇宙飛行士らしく語り、地球上の問題を力を合わせて取り組むことの重要性を語ったのは印象深かったです。総督の任期期間は、通常5年で1年の延長が認められていますが、宇宙から世界を見たペイエット氏の新しい視点での活動が、これから楽しみです。

小倉マコ(ペンネーム)
兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ
「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者
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