第33回 迫力満点、 吠えるカナダの野鳥ルーン

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2018年6月7日 第23号

 読者のみなさん、こんにちは。5月のビクトリア・ウィークエンドを終え、正式に夏が始まりましたね。首都オタワではこの週末、気温も26度まで上がり、すっかり夏日和でした。我が家ではご近所のお友達と一緒にカヤックをしに、Gatineau公園に行ってきました。

湖でカヤックをしている途中、お友達が「アウー、アウー、アウー」と狼の遠吠えを始めたので、なんだか上機嫌だなと思っていると、「僕はルーンを呼んでいるんだ!」と言うではないですか。

 読者の皆さんはルーンをご存知ですか?「そんな鳥、聞いたことないな〜」と答える私に、幼稚園児の娘が「1ドル硬貨の鳥が、ルーンだよ。この鳥にちなんで、1ドル硬貨はルーニー」と教えてくれました。日本語ではアビ科の鳥に属するようで、幼稚園で習ってきたことをきちんとおぼえている娘に感心していると、今度は本当にどこからか狼の遠吠えが…。湖に響き渡るこの迫力ある鳴き声に哀愁さえ感じていたところ、「これが、ルーンの鳴き声だよ!」と、さっと目の前に、小さくて、黒と白の水玉模様がおしゃれな鳥が現れました。

 これはすごい! こんな心にしみる声が出てしまうのなら、ルーンが1ドル硬貨のモデルになるのも納得です。カナダ全体で今の時期見られるようなので、是非、湖に行くことがあれば、探してみてください。ちなみにオンタリオ州の州鳥もルーンとなっています。

(Photo credit: Ontario Parks)
小倉マコ(ペンネーム)

兵庫県姫路市生まれ。新聞記事、コラム、エッセイ、本の原案、P R記事など主に日本人向けの記事を書くライターとして活動。コミックエッセイ 
「日本びいきのハーフっ子と里帰り」イーストプレス「姑は外国人」角川書店の原作者

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