不眠その1:正常な不眠

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ヨガと健康 第34回

2018年12月20日 第51号

日本人の成人の平均睡眠時間は約7.5〜8時間(1日のうちの約3分の1)だといわれます。

 寝ている間には脳が休むノン・レム睡眠(約80%)と体が休むレム睡眠(約20%)が繰り返され、この間に私たちは心身を休ませたり、成長ホルモンの分泌が盛んになったり、平和な夢をみたりしています。

 しかし、最近この生きるうえで必要不可欠の「睡眠」が快くとれない不安をよく耳にします。「不眠」そのもので死ぬことはありませんが、悶々と寝付けぬ長い夜はつらいもの…「眠れぬ夜」の原因はいったい何なのか?「寝れない」とひと言でいっても、何か他の病気がひそんでいる“異常な不眠”と騒音やカフェインなど原因が明らかな“正常な不眠”があります。

 まず、ご自分の不眠の原因を探ってみて、そのうえで「快い眠り」をとりもどせますように…!

<正常な不眠の原因>

1)環境―温度・採光(適温でない所や明るい部屋で寝ていると、正常な睡眠のバランスがくずれます。)   騒音(寝ている間に分泌されるはずの成長ホルモンが正常に分泌されなくなります。※下記参照)

2)心理―不安や心配ごとだけでなく、うれしいことがあっても眠れない。

3)体の悪条件―痛み・かゆみ・せき・下痢・食べすぎ等。または時差ボケ。

4)カフェインや薬―コーヒー・紅茶・緑茶などカフェインを含む飲み物、また、アルコールの多飲でも眠れない。 抗結核剤・ホルモン剤・せき止め、降圧剤など、薬で不眠がおきることもある。 常用していた薬をやめても眠れぬ原因となる。

5)カルシウム不足―カルシウムが不足すると興奮しやすくなる。

 また、私が指導している「ヨガ」の観点からいうと「不眠」の原因のひとつに「エネルギーを出しきっていない」ことがあげられます。もし上記に原因がなければ、以下に原因があるかも…

6)エネルギーを使いきる
・汗を出しきる―適度な運動で摂取したエネルギーを使いきる。
・便秘をしない―人間、食べることは忘れませんが、出すことも忘れないように!(案外、不眠の原因の多くは便秘にあります。)
・息を吐ききる―深い呼吸で息を吐ききる=深く吸える。 「深い呼吸」は健康の第一条件。また心も安らぎます。

 「寝る子は育つ」といいます。先述のように、寝ている間に私たちは成長ホルモンの分泌が盛んになり「育つ」わけですが、「騒音」がこのバランスをくずすことが実験でわかりました。(図参照)

 カナダは日本のように、騒音公害がありませんが、音楽をかけっぱなしで寝るなども、浅い眠りの原因ですので注意してください。

 残り少ない1994年も新しき年1995年(この記事が掲載された年です)あらため、残り少ない2018年も新しき2019年も皆さまの健康を祈っています。(異常な不眠の原因は次年をご参考に!)

≪和子からの一言≫
ちょっとしたことが原因で不眠になりやすい現代。心がけひとつで解消できることも多いですね。特に寝る1〜2時間前はヘビーなものを食べないようにしたり、夜遅くの甘いものの摂取を控えるなど食べたものによっても睡眠の質が変わります。寝る前のスマホやパソコンの操作も入眠を妨げます。冬至が近くなった長い夜はゆっくり読書や入浴でもしてゆったりとした気持ちで眠りについてくださいね。

〜KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるやさしいオールレベルのヨガを行っています〜

池側和子
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ヨガ・インストラクター 池側和子
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