第25話 第二子の妊娠

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2019年7月25日 第30号

 人生のいろいろなレッスンを経験し、私はもっと大人になっていく。とうとう待ちに待った第二子の妊娠を前回の流産からそんなに時間もたたないうちに知った私は、前回の経験を踏まえて、無理をしないように気を付けて毎日を過ごすようにした。二人目の妊娠は、一人目の時とはずいぶん状況がちがう。なよみはその頃2歳過ぎ。オムツが取れるか取れないかの頃、トイレットトレーニングの日々、しかもまだまだ甘えん坊、いたずら盛りな頃、おんぶにだっこも日常的だ。公園に遊びに連れていったり、アイス君の散歩もあるし、毎日超多忙な日々を過ごしていた。

 早期流産を経験して、すごくつらい思いをした私だったにも関わらず、相変わらず、“たばこ”だけはやめられない私がいた。少しやめては、我慢できずに、また吸い始めるの繰り返し。そのたびに、自分のだらしなさ、弱さ、母親としての自覚不足…いいお母さんになりたい願望とは反して、自分は本当にダメな母だと思ったし、自分のことがさらに嫌いになっていった。

 今回の妊娠で前回とは違ったのは、私にはとても変なつわりがあったことだ。なよみの妊娠中は、ベーグルのどか食い、アイスクリームをしこたま食べた。今回は、野菜が一切食べれなくなり、とにかく肉ばかり食べた、変なつわりだよね。そんなある日、お腹の張りを感じ、少量の出血があった。急いでドクターの所に行った私。

 ここで少し、カナダの医療システムを説明しないといけない。カナダでは、緊急な病気とかケガの場合はもちろん救急車で即病院に行くんだけど、マイナーなことの場合は、まずホームドクターのオフィスに行く。このオフィス、オフィスというくらいだから、超音波の機器とかはない、カナダでの妊娠中の通常の検診とは心音を聞き、問診、体重測定することくらい。この時の私のケースは、先生に流産している可能性があるから、超音波に行ってくださいと紹介状を出された。すぐにオフィスから車で10分ほどの所の超音波の専門のセンターに私は自分で運転して向かった。私は、前回の悲しい流産の経験を思い出し、涙がぽろぽろ、前がよく見えなくて、運転するのがやばいくらい。あまりにも動揺して、心臓がどきどきしているのが聞こえるくらい、あまりにも動揺しているから、駐車するときに道路の端に乗り上げてしまうくらい。何とか無事に超音波のセンターに到着し、先生からの連絡がすでに入っていたようで、すぐに診てもらった。結果は、赤ちゃんは無事であるということ、きっとなよみの世話や家事で、少し動きすぎていたのではということ。あの時は本当に安心した。仕事中のダダさんにそのことを知らせ、安心してまた自分で運転して家に帰った。

 さて、2人目の妊娠ということに、まだ2歳のなよみはお構いなし、走ってどこかに行っちゃったり、だっこして公園から帰らなければいけなかったり、アイス君のもちろん散歩も毎日2回。妊娠中期になるころには私の状況も安定し、前回のごとく、案の定ものすごく太ってしまい、またしても“ビール樽”妊婦復活。そんな私は、二人目は絶対男の子が欲しかったから、毎日神様にお祈りして、男の子が私のところにどうか来るようにと私の強〜い念を送った。それが効いたのか、私のお腹の中の赤ちゃんは念願の男の子だった。私は一男一女の母になれる、こんなに幸せなことはないなと思った。

ドナルド涼子
BCRPA Fitness Presenter,Yoga Teacher
48歳、愛知県出身
 2016年ベストインストラクター賞を受賞。43歳の時に、ボディービルのビキニコンペティションを趣味として始め、優勝、上位入賞する。フィットネスプロフェッショナルへの講習、地域の学校でのヨガ、フィットネス指導、心と体の健康と幸せの為の講演活動を行っています。

 こんな肩書を持つ私ですが、若かった頃は、デブ、ネガティブ、ずっと自分の事が大嫌いだった。このコラムでは、そんな私が、どうやって健康で幸せな今の自分に変身したかのお話です。

 涼子のフィットネスプログラムは、YouTubeもしくはNikkei TVにてご覧いただけます。
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