《〜体のチェック・二十四のバランス〜》

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ヨガと健康 第67回

 (バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。)

 美術の時間、写生をした経験を思い出してみてください。例えば花―。いつもは何気なく見ている花も写生しようとすれば、おしべ・めしべの状態、花びらの数、色、形など細部までじっくり観察でき、何気なく見えていた時とは大違いに、いろいろな発見があるはずです。

 人間の体も同じこと。いつもは忙しさの中で自分の体をじっくり見つめたり内部の声を聞いたりする余裕もなく、本来の体の要求や感覚、または体の不調を見過ごしていることが多い私たち……。

 時には自分の体を写生するつもりでじっくり感じ、観察してみましょう。

 きっと新しい自分を発見できたり、体の要求やS.O.Sがはっきりつかめたりするはずです。

<背骨の一番バランスのとれた状態を見つける>

 人間の背骨は図のように24個の骨(その下に仙骨・尾てい骨と続く)から成っています。

 骨と骨の間が椎間板(軟骨部)。もし背骨が手や足の骨のように一本の骨なら歪んだり、つぶれたりという異常は起こらないはず。しかし、このように節のように骨が連なっていることで想像以上に簡単にズレたり、つぶれたりするナイーブな部分となっています。

 特に筋力が落ちてきて骨を支えきれなくなったり、筋肉が硬くなって体の動きに応用が効かなくなっている方は、背骨が狂いやすい状態にあるといえます。

 背骨は体の中心の大黒柱。これが狂えば体の調子も大きく狂います。

 まず背骨をじっくり観察してみましょう。

 動かしていて硬いな/痛いな/なんだかヘンだな…と感じるところに何か異常があるはずです。

<背骨のチェック・24個の骨を感じる>

(1)まず前屈し、ひざも両腕・肩・首・頭部と全部ダラリと力を抜く。

(2)それを腰椎5番からひと関節ずつ起こす。

 呼吸はゆったりと続け、あせらずひと節ずつ起こし、起こしたら背骨の両脇の筋肉で支える要領で24関節の骨を感じ、筋肉を感じて少しずつ、少しずつ起きてくる。

 この時に「何かヘンだな」という所をチェックする。

 “何かヘンな部分”、“固まっている部分”が発見できたら、そこをいろいろな方向に伸ばし、ゆるめ、ほぐしましょう。

 バランスが整い、中心が整って、背骨が正常になるのを確認してください。

≪和子からの一言≫

 二足歩行の私たち人間は常に地球の重力を受けて背骨を支えて生きています。それが故、背骨の歪み、周囲の筋肉(腹筋、背筋、側筋)弱りや衰えによって腰痛、膝の痛み、頭痛や内臓の疾患まで様々にわたって不調が現れます。まずは体の軸である背骨を感じてまっすぐに立ってみてください。そして体の声を感じ取ってあげてくださいね。ヨガを行っていると自然に自分の体の声が聞こえてくるようになります。ぜひお試しください。

合掌

~Kazuko YogaではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるオールレベルのヨガを行っています~
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ヨガ・インストラクター 池側和子
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