《“胃”が痛い!(1)》

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ヨガと健康 第51回

(バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。)

 市販の薬の中で一番売れている薬は「胃薬」とか……。

 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ痛みや症状が出にくい臓器ですが、それと反対に胃は「雄弁な臓器」。痛い、重い、ムカムカする、胃の存在がわかる…と敏感です。しかし、胃が不調だからといって市販の薬に頼り続けてよいものかどうか。別の病気の可能性はあるのか? ストレス、暴飲暴食、運動不足…と病気を作る三大悪にとっぷりつかって生活している方は一度、胃の不調に注目してみましょう。

<市販の胃薬で治る時と治らない時>
・治る時・・・急性または慢性の胃炎で、胃酸の分泌バランスが崩れていたり、胃壁の粘膜が弱ったりしている。胃薬を飲んで治るなら、それでOK。ただし、胃をいたわる生活に変えること。(アドバイス参照)
・治らない時・・・潰瘍の可能性大。または胃以外の病気の赤信号。心因性の場合もある。

<痛む時によって見当がつく病気>
・空腹時に痛む・・・牛乳や水を飲んだり、何か少しでも食物をつまむと一時的によくなるなら“胃の病気”の可能性大。よくならないなら“胃以外の病気”の可能性あり。胃の病気では:胃潰瘍・十二指腸潰瘍・急性胃炎などが考えられる。

・食後に痛む・・・
「慢性胆のう炎」 脂っこい食事をした時や食べ過ぎに鈍い痛みがある。
「便秘症・過敏性腸症候群」 どちらもガスが溜まっているために痛むので、便通を正常にすること。
「慢性胃炎」 長年の暴飲暴食やタバコなどで胃の粘膜が弱って、胃の運動機能が衰えている。「胃がん」の発生率が高いので定期検診を。
「胃潰瘍」人によっては空腹時だけでなく痛み、吐き気がしたり、吐血することもある。
「慢性膵炎」 だいたい痛みがずっと続くことが多い。

<キリキリと差し込むような痛みで見当がつく、胃以外の病気>
・突然激しく痛み出す・・・胆石症
・下痢を伴いキリキリ痛む・・・急性腸炎
・少しずつ痛みが強くなり、痛みが続く・・・膵炎、虫垂(盲腸)炎

<痛む場所で考えられる病気>
 この通りに症状が出るとは限らないのが、腹痛の複雑なところですが、目安になります。

《ヨガからのアドバイス》
 シリアスな問題があればまずそれを治してほしいのですが、ヨガの観点からいうと体の不調は心身のアンバランスから引き起こされると考えます。神経や筋肉のバランスを整えて、全身の血液循環をよくするよう心がけてください。

※ヨガのポーズ紹介は次回に掲載します。

(1)まず姿勢を正すこと
 胃腸を圧迫するような姿勢をしない。“みぞおち”から“おへそ”をスッと伸ばして、ゆったりした深い呼吸をすべし。(緊張をとって胃腸への血行をよくする。)

(2)暴飲暴食を慎むこと。

(3)脳(精神)改革をすること。
 “胃”と“神経”は直結しています。嫌だ、不快だ、悲しい、イライラ、不安…などマイナスの感情で人生を過ごさず、プラス思考で生きましょう。

 楽しいこと、気持ちよいことを考え、感謝の気持ちをもって生きることは胃によい生き方です!

≪和子からの一言≫
 胃腸の不調はとても多い健康障害の一つです。忙しい毎日で、立ちながら食事をしたり、テレビをつけたまま、携帯電話を触りながら食べているとどうしても咀嚼がおろそかになり、消化不良の原因となります。食事の時は目の前の食べ物に感謝をし、食べ物と向き合って最低30回しっかりとよく噛んで食べてみてください。唾液は大切な消化液の一つ。気持ちを落ち着けて、胃をいたわる生活を始めてください。合掌

~KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるオールレベルのヨガを行っています~

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ヨガ・インストラクター 池側和子
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