《全身を使うことの快感》

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ヨガと健康 第54回

 (バンクーバー新報に20年以上掲載された、故、百々子・鈴木・パウルス師による人気コラムを、さらに加筆しながらヨガに関連した内容を連載しています。)

 私たちの体は、どこひとつをとってみてもバラバラで働いている所はなく、“全体として”助け合いながら動いています。もし、どこかにひとつでも狂いが生じ、全体のバランスが少しでも崩れれば、それは直接痛み・こり・病気などにつながります。

 この体のバランスを崩す原因のひとつが「日常で自然にしている無意識の動作」。私たちは特別なこと(ヨガのように意識して全体を使うようなこと)をしていない限り日常生活では(スポーツを含めて)使う筋肉、関節の動き、使う方向、使い方はほぼ同じになっています。(例えば、後ろに歩くとか手を後ろで使うなんてまずしない動作でしょう?)

 また、こんな風に常に体を同じ方向に使い続けることは「なんだかいつも疲れてる」という疲労感を残します。

 そこで、ヨガでは常に縮んでいる所を伸ばしたり、逆に伸びきっている所を縮めたりと、使わない部分、動きの少ない部分、動かしにくい方向に体を全体として使うことを勧めます。

 次のような動きができますか? もしもう体がサビついてできない方も、少しずつ行えば必ずできるようになるので、ガッカリしませんように。

 こんな風に体・全体を使うことで偏って使っているための“疲労感”も取れ、心も体もバランスがとれてきます。

<腕をねじる>

 “ねじる”という動作は体のすべての関節に少ない動きです。

 腕をねじることで関節に油をさし、サビつきをとりましょう。

 腕全体の血行がよくなり、肩こり、手先の冷え・しびれ・関節の痛みなどを取り、脂肪の代謝もよくするので、腕や肩のぜい肉をスッキリさせます。

(1)腕を交差するようにして体の前で組む。
(2)そのままでグーンと前へ伸ばす。
(3)息を吐きつつ腕を反対へねじって、背中の方からグーンと伸ばす。 
   関節や筋肉を充分使っているのを感じながら4呼吸ほど保つ。
(4)息を吐きつつもどる。

<腕を後ろで使う>

 腕を後ろ側に使うことも少ない動作。それにねじりが加わるので、難しいポーズです。無理せず気長にできるところまで行いましょう。

 これも肩こり、40肩によいツボを刺激し、腕、肩の血行をよくしてぜい肉を取るポーズです。

 いずれもできない方は“できる所まで”で結構です。

 何回もチャレンジしている間に少しずつほぐれてきます。

 楽しみながら行ってください。

≪和子からの一言≫

 ヨガは一連の動作を続けて行うことで、ストレッチをしている所だけではなく、実は伸びている筋肉、関節、骨、全てに連動する体全てを動かしていることになります。よくヨガをすると全身筋肉痛になるのも、体の普段の生活では動かさない筋肉の深層部までしっかりと使えているからです。難しいポーズにこだわるのではなく、ぜひ自分のできる範囲でヨガを楽しんでください。
合掌

~KazukoヨガではMomokoヨガを継承し、シニアや初心者の方でもできるオールレベルのヨガを行っています~
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ヨガ・インストラクター 池側和子
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