2021年1月24日

ガーリック康子 プロフィール

本職はフリーランスの翻訳/通訳者。校正者、ライター、日英チューターとしても活動。通訳は、主に医療および司法通訳。昨年より、認知症の正しい知識の普及・啓発活動を始める。認知症サポーター認定(日本) BC州アルツハイマー協会 サポートグループ・ファシリテーター認定

149 『We are all in this together』

不要不急の外出を控えるよう通達が出てから暫く経ちますが、いかがお過ごしですか?WHO(世界保健機関)の新型コロナウイルス(COVIDー19)パンデミック宣言から、すでに 1カ月以上。不要不急の外出の自粛、ソーシャル・ディスタ

148 認知症の専門医が認知症

皆さん、「長谷川式認知症スケール」 という言葉を聞いたことはありますか?日本の認知症医療の第一人者である、長谷川和夫氏が、認知症の具体的な診断基準がなかった時代に開発した検査です。この検査により、日本で初めて認知

147 長生と「生活の質」

知り合いに、家族ぐるみでお付き合いのある80代の女性がいます。もとは義理の両親の友人ですが、義理の両親が亡くなった今も、事あるごとに家族で訪ねて行く間柄です。現在は一人暮らしで、悠々自適の生活を送っています。さすがに、飛行機に乗ることや

146 「脳のゴミ」と睡眠

認知症の種類のうち、罹患者が最も多いアルツハイマー型認知症の大きな原因にひとつとされているのが、「脳のゴミ」である、「アミロイドβ蛋白」の蓄積です。「アミロイドβ蛋白」は、本来、脳内で分解されて消えていきます。それが何かの理由で分解しきれず

145 大雪と高齢者

クリスマス休暇が終わり、新しい年が明けたと思っていたら、早くも2月。暖冬だといわれていたところ、1月中旬に、バンクーバー地域は珍しく大雪。交通機関は麻痺し、交通事故や道で転倒した人の救助に、救急隊は大忙し。通常、BC州全体で1日1100件以上

144 介護破産

公営の老人ホーム、民営の有料老人ホームまたはサービス付き高齢者住宅、グループホーム、そして在宅介護。肉親の介護が必要になった場合、このいずれかの方法を選択することになります。どの選択肢を選んでも、ある程度の出費は避けられません。

143 災害時の避難

年明けまで残すところ10日程となった12月下旬、トロント市が管理する長期滞在型老人ホームで火災が起きました。同施設の建物のロビー入り口付近で発生した火災は、幸い、建物全体に燃え広がることなく消し止められ、大事に至ることはありませんでした。

142 期待の新薬と検査法

いつもの通り、地元日刊紙を読んでいました。第一面の記事にとりあえず目を通し、その他の見出しを拾い読みしていると、小さな記事が目に止まりました。サンディエゴで行われた学会、「アルツハイマー病臨床試験会議」において発表された、アルツハイマー病に

141 人の振り見て我が振り直せ

先日、仕事の合間に、とある病院のカフェテリアで休憩をしていました。人のまばらなカフェテリアは、昼食にはまだ早い時間帯です。病院のスタッフや見舞い客に混じって、病院のガウンを着た入院患者も思い思いに寛いでいます。ふと、少し離れた席に着いた

140 「介護離婚」

共に50代半ばを過ぎた夫婦。夫は、大学入学を機に実家を離れ、首都圏で就職してから、実家には戻っていません。幸いリストラにも合わず、同じ会社で働き続け、今年で勤続35年。ところが半年ほど前、夫の実家の母親が買い物中に転倒し、大腿骨骨折で入院。