桜楓会 年次総会および春の懇親会

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桜楓会の年次総会と春の懇親会が開催された。Photo courtesy of Ohfukai

 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー市にある日系文化センター・博物館で、3月26日、バンクーバー桜楓会(以下、「桜楓会」)の年次総会と春の懇親会が開催された。会員など約50人が出席。新型コロナウイルス感染症の対策により、2020年から約2年間、懇親会や対面での行事が中止あるいはオンラインでの代替開催となっていた。

 数年ぶりの再会となった会員、会友は喜びの再会をし、尽きない話に会場は和やかに。また、総会では動議「桜楓会名誉会長職の創設に関する動議」「BC州以外にお住いの会員の資格と会費に関する動議」の2件を採決し、いずれも可決された。

久保会長によるあいさつと、昨年度の開催行事と会計報告

あいさつをする桜楓会の久保会長。©The Vancouver Shinpo
あいさつをする桜楓会の久保会長。©The Vancouver Shinpo

 久保克己会長による総会のあいさつでは、昨年度に予定していた行事12回のうち、対面による開催が5回のみだったことを会計報告と合わせて出席者に伝えた。BC州でワクチンカードの提示義務が4月8日以降不要になることから「これから違和感なく付き合うことができるようになる」と述べ、今年度の会の展望を共有した。

 久保会長は「桜楓会名誉会長職の創設に関する動議」について「当会名誉会員である桑原誠也氏は1998年から2009年までの11年間、桜楓会第12代の会長として会の成長に貢献されてきました」と桑原氏推挙の理由を説明。「新しい時代にあって古い時代の活動から得た知恵・知見を後世に伝え、そして古いメンバーの融和に努め、さらには新しいコミュニティの形成にも寄与していただくことを期待しています」と話した。

 「BC州以外にお住いの会員の資格と会費に関する動議」ついては、BC州以外の地域に住む人は、イベントに参加するのが困難だ。その一方、ニュースレターを楽しみにしている人もいることから、資格をニュースレターその他の情報を電子メールで受け取る「メール会員」のみとしたうえで、年会費を免除することが可決された。

 桜楓会は、満55歳以上で日本語を話す人を会員としている。人種、国籍を問わず、常時入会可能で、会員の親睦を深め、BC州での生活の情報交換を目的に「退職移住者の会」として、1985年に発足。その後、桜楓会に改名し、発足から今年2月で37周年を迎えている。会の長い歴史の中でも、行事のオンライン開催が続いたことは初めてのこと。

会則では会員3分の2の賛成で議決される動議。今総会で2件の動議が可決された(3月26日、日系文化センター)©The Vancouver Shinpo
会則では出席会員の2/3以上の賛成で議決される動議。今総会で2件の動議が可決された。©The Vancouver Shinpo

桑原誠也氏、新設の初代名誉会長に選任

総会で名誉会長に選任された桑原誠也氏。©The Vancouver Shinpo
総会で名誉会長に選任された桑原誠也氏。©The Vancouver Shinpo

 久保会長は「桜楓会は元気な人が多く非常に楽しいが、若い人が今後も入会する際に(対面での)集まりがない状況などで、これまでの会の特色を伝えていくのが難しくなる」とした。

 その上で、桑原氏を名誉会長に推挙したことについては「どんな世代もいきいきとした繋がりと(桜楓会の)良い伝統を伝えてもらいたい。彼は今年91歳を迎えられましたが、かくしゃくとしておられ、桜楓会にはたゆまぬ情熱をもって接してくださっています」と説明。桑原氏の人柄による会のさらなる発展に向け、期待を寄せた。

 今総会の動議では、賛成多数により初代名誉会長に就任した桑原氏。「久保会長とともにがんばっていきたい」と話し、要望に応えるべく意欲的な姿勢を示した。 

バンクーバー市を拠点に沖縄芸能文化を広める「サザンウェーブ」による歌、ダンスに盛り上がる会員ら

 バンクーバー市を拠点とする沖縄音楽と舞踊などの芸能文化を広めることを目的としたNPO法人サザンウェーブ。会場では、竹を4つに割った楽器をカスタネットと同じようにリズムに合わせ奏でる「四つ竹」や「島唄」で聴衆を魅了した。また、最後に演奏された「唐船(とうしん)ドーイ」では、多くの人が椅子から立ち上がり、両手をあげ左右に振る「カチャーシー」を音楽に合わせて、参加した。

サザンウェーブによる沖縄音楽演奏と踊り。Photo courtesy of Ohfukai
サザンウェーブの演奏に合わせ、両手をあげ左右に振る「カチャーシー」聴き手も参加。©The Vancouver Shinpo
サザンウェーブの演奏に合わせ、両手をあげ左右に振る「カチャーシー」聴き手も参加。©The Vancouver Shinpo

首里城の復興に向けての募金に感謝

 演奏の最後には、2020年の新年会で沖縄県那覇市にある世界遺産「首里城」の復興に向けて集められた募金の集計結果を発表。メンバーから感謝の言葉が述べられた。世界遺産「首里城」は、2019年10月に火災で正殿を含む施設と所蔵品などを消失した。首里城公園HPによれば復元は2026年を予定している。

サザンウェーブのメンバー。©The Vancouver Shinpo 
サザンウェーブのメンバー。©The Vancouver Shinpo 
5月15日の朗読とバイオリン演奏のコラボレーションイベントで、バイオリンを担当する会員の長井明さんがイベントの紹介をした。Photo courtesy of Ohfukai

バンクーバー桜楓会主催 
朗読とバイオリン

 桜楓会では、文芸作品などの朗読とバイオリン演奏のコラボレーションイベントを5月15日に予定している。元テレビアナウンサーの大和奈緒美さんが朗読、バンクーバー交響楽団 終身名誉コンサートマスターの長井明さんがバイオリンを演奏する。
詳細(バンクーバー新報のコミュニティ掲示板):https://www.vancouvershinpo.ca/community-bulletin-board/hobby/2022/02/28/vancouver-ohfukai-2022-may/

お申込み:https://forms.gle/hXfwhhXvjhHwL6JN6

バンクーバー桜楓会
https://ohfukai-vancouver.themedia.jp/
メールアドレス:
ohfukaicanada@gmail.com

(取材 生沼未樹)

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