桜楓会元会長、桑原誠也氏に在外公館長表彰

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在外公館長表彰を受賞 したバンクーバー桜楓会元会長、桑原誠也氏と在バンクーバー日本国総領事 羽鳥 隆氏 Photo courtesy of Consulate-General of Japan in Vancouver 
在外公館長表彰を受賞 したバンクーバー桜楓会元会長、桑原誠也氏と在バンクーバー日本国総領事 羽鳥 隆氏 Photo courtesy of Consulate-General of Japan in Vancouver 

 バンクーバー桜楓会元会長、桑原誠也氏が在外公館長表彰を受賞して、11月6日に桑原氏に対する在外公館長表彰式及び会食が在バンクーバー日本国総領事 羽鳥 隆氏主宰で開かれた。BC州ガイドラインに沿ったコロナウイルス感染症対策を施した上で行われ、桑原氏とその家族が参加した。

 桜楓会はバンクーバーとその近郊に住む日本人退職者を中心とする団体で、イベントなどを通じてカナダでの生活を楽しみ、親睦を深めるとともに、情報交換も行っている。その桜楓会の10代目会長として、日系コミュニティ発展への貢献が評価された。

 授与式で羽鳥総領事は、「桑原さんは1998年から2008年までの11年間という長きに亘り、会長として先頭に立って引っ張っていらっしゃいました。その間、会長として桜楓会会員のために様々なイベントを企画・提供するだけではなく、悩める人からの様々な相談事に真摯に耳を傾け、相談役としても対応されてきました」と語った。さらに「特に新たに当地に移住してきた人たちにとって、親身になって相談にのってくれる桑原さんの存在が非常に有り難く、頼りになるものであったろうことは想像にかたくありません」とその功績を讃えた。

 桑原氏は来年卒寿を迎える今でも、精力的にコミュニティの各種行事に参加している。また、スティーブストン仏教会では英語で仏教を学んでいるという。羽鳥総領事は「いつまでも知的好奇心を忘れず、学び続けるというその貪欲な姿勢に、我々も心から尊敬しております」と述べた。

 今回の受賞について、桑原氏は、ただ仲間と楽しみを分かち合おうとやってきただけであり、大仰なことをしてきたという自覚はなかったため、受賞の連絡を頂いたときには正直耳を疑い、大いに驚いたという。さらに、「今回の受賞はたくさんの仲間に支えていただいた結果」、「結婚して今年61年になる糟糠の妻や家族にも、これまで支えられてきた」として、感謝を伝えた。 

 桑原氏の受賞を受けて、現桜楓会会長の久保克己氏は、「89歳にして元気いっぱい、我々を含めた多くの仲間とよくお付き合い下さり、その旺盛な食欲と痛飲ぶりは今年90歳を迎える卒寿の仙人とはとても思えない、素晴らしくお元気な先輩であります。これからも我が桜楓会に活力を吹き込んで頂きたいし、様々な経験と知見を分けて頂きたいと願っています」と桜楓会のウェブサイトで祝いの言葉を贈っている。

 在外公館長表彰は、日本と諸外国・地域との相互理解及び有効親善の促進に寄与した個人、団体に対して、在各国・地域の日本大使・総領事が授与する。2020年は個人では、桑原誠也 元桜楓会会長のほか、五明明子 前日系文化センター・博物館理事長、そして団体ではJET Alumni Association BC and Yukonが受賞した。

「今回の受賞はたくさんの仲間に支えていただいた結果」、「結婚して今年61年になる糟糠の妻や家族にも、これまで支えられてきた」と桑原氏  Photo courtesy of Consulate-General of Japan in Vancouver 
「今回の受賞はたくさんの仲間に支えていただいた結果」、「結婚して今年61年になる糟糠の妻や家族にも、これまで支えられてきた」と桑原氏  Photo courtesy of Consulate-General of Japan in Vancouver 


(取材 西川桂子)