時節の俳句

313

 日本在住の読者、好打 献さんから、時節の俳句の投稿です。

***

 8月になって、やっと長梅雨も明けそうです。森に入ると、清々しい気分になるのは、樹木が発散するフィトンチッドという芳香物質のお陰です。この香り成分には、抗菌作用などがあり、自律神経の安定にも良いといわれ、道理で結核療養所や診療所の多くが、山林丘陵地区にあるのも頷けます。

 森林浴で、願わくは、コロナウイルスを追っ払いたいものです。

新緑を独り占めして深呼吸
燕の子そこのけそこのけ低滑空
一瞬の珠玉の命しゃぼん玉
赤松の幹の黒きも梅雨じめり
蜘蛛の巣に露の光りて主は留守
良く観れば美醜のありき競走馬
麦の秋背中丸めて老農夫
地球なる回転木馬降りたき夏  
(パンデミック治まらず…)
軽井沢仏法僧に森膨らむ
郭公の覚悟覚悟と聞こえたり
紫陽花の青はピカソの色使い
紫陽花に真珠の艶の雨しずく
夏椿座を定め落つ石白し
地の底を揺さぶる宵の牛蛙  

好打 献

***

読者投稿

 バンクーバー新報では、さまざまなジャンルで読者からの投稿・コメントを受け付けています。いただいた投稿は下記規定に基づき、編集部で判断してウェブサイトで紹介させていただきます。投稿アドレス contact@vancouvershinpo.ca まで

■禁止事項
• 他者を差別もしくは誹謗中傷し、または名誉・信用を毀損する内容
• 虚偽を含む内容、詐欺等の犯罪に結びつく内容を掲載する
• 法令または公序良俗に違反する
• 特定の政党・候補者の推薦、無限連鎖講(ネズミ講)の勧誘、チェーンメールの勧誘、またはこれに類似する行為
• オンライン新報サイトもしくは他サイト等の運営やシステムを妨げる行為、またはその恐れのある行為
• 他者の著作権、その他の知的財産権を侵害する
• 許可のない個人情報を掲載する
• その他、サイト管理者が不適切と判断する行為
※紹介までにお時間がかかる場合があります。また、必ずしも掲載をお約束するものではありません。あらかじめご了承ください。