日本政府が6月から水際対策緩和、カナダから入国・帰国者は入国時検査や自宅待機免除

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 日本政府が、新型コロナウイルスの水際対策を6月1日から緩和して、1日あたりの入国者数の上限を現在の1万人から2万人に引き上げる。また、新型コロナの流入リスクで国や地域をグループ分けして、カナダをはじめ、リスクが最も低いグループに該当する国からの入国・帰国者は入国時の検査や自宅などでの待機が免除される。

リスクで世界の国や地域をグループ分け、カナダは「青」に

 日本政府は世界の国や地域を「赤」「黄」「青」の3区分のグループに分け、6月1日以降は新型コロナワクチンの接種証明書を保持しているかなどで、入国時検査の有無、入国後の待機期間や待機場所を決定すると発表した。現在、すべての日本入国者は入国時に新型コロナウイルス検査を受けている。

 カナダは最もリスクの低い「青」となったため、ワクチン3回接種の有無にかかわらず、入国時検査や入国後の自宅等待機を免除される。

 ただし、日本に帰国・入国の際には、日本国籍、外国籍にかかわらず、引き続き
 (1)検査証明書(陰性証明書)の提示
 (2)誓約書の提示
 (3)スマートフォンの携行、必要なアプリの利用、登録
 (4)質問票の提示

が必要。青となったのは、カナダ、アメリカ、オーストラリア、韓国、台湾、中国、ニュージーランド、イタリア、イギリス、ドイツ、フランス、ロシア、メキシコ、ブラジルなど98の国と地域。

 リスクは、流行状況やこれまでの入国時の新型コロナウイルス検査の陽性率などにより、総合的に決めた。

 その他、「赤」「黄」の国や地域からの帰国・入国の場合の入国時検査や待機については、

「黄」の国・地域からの帰国・入国:
 2番目にリスクが高いグループは、ワクチン3回目接種者については、入国時検査や入国後の自宅等待機を免除。

 接種が終わっていなければ、引き続き入国時検査を実施し、原則7日間の自宅等待機。入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めない。

「赤」の国・地域からの帰国・入国:

 最もリスクが高いグループが赤で、入国時検査を継続。

 ワクチン3回接種を受けていない場合、検疫所が確保する宿泊施設での3日間待機。入国後3日目に同施設で受けた検査結果が陰性であれば、同施設退所後の自宅等待機を求めない。

 ワクチン3回接種者については、原則7日間の自宅等待機。入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めない。 

外国人観光客の入国再開へ

 日本政府は現在、外国人観光客の入国を制限しているが、岸田文雄首相は日本時間26日夜、東京都内で行った講演の中で、6月10日から外国人観光客の入国を再開することを表明した。まずは団体旅行客から再開する。

 すでに観光庁が少人数の実証ツアーを開始。24日には第一弾としてアメリカからのツアー客が到着した。

水際対策強化に係る新たな措置(28)に基づく国・地域の区分。Photo from Ministry of Foreign Affairs of Japan Website
水際対策強化に係る新たな措置(28)に基づく国・地域の区分。Photo from Ministry of Foreign Affairs of Japan Website

(取材 西川桂子)

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