~サイプレスマウンテンのハイキングコース、イーグルブラフ~

 アウトドアが楽しい季節がやってきた。今回はサイプレスマウンテンからの絶景ハイキングコース、イーグルブラフ(Eagnle Bluffs)を紹介したい。往復約8キロ、高低差約400メートルの中級者向けコースだ。トレイルの一部は8月でもぬかるんでいることが多いので、ハイキングブーツを履いていくことを勧める。

 ハイキングの出発点はサイプレスマウンテンの駐車場。サイプレスマウンテンまではハイウェイ1号線で「Cypress Provincial Park」の標識を探そう。バンクーバーからの場合、8番出口で下りて後は道なりに進む。突き当りがサイプレスマウンテンだ。

イーグルブラフへのトレイルは出発地点に明瞭な標識がないので、少しわかりづらい。まずは駐車場を背にまっすぐ進むと左手に「クレイジーレイブンバー(Crazy Raven Bar)」が見えてくる。

バンクーバー五輪の会場だったサイプレスマウンテン(Cypress Mountain)
バンクーバー五輪が開催されたサイプレスマウンテンのハイキングコース Photo © the Vancouver Shinpo

 

 クレイジーレイブンバーのそばにインフォメーションシェルターがあり、登山口はその25メートル北、すなわちブラックマウンテン(Black Mountain)のリフトに向かって歩こう。登山口までは緩やかな上りでのんびり気分だったのが、スキーコースに沿って急な勾配がすぐに始まる。おそらく、この最初の上りが最もキツイ部分なので頑張ろう。しばらくすると、キャビンレイク(Cabin Lake)が見えてくる。絶好の休憩ポイントなので、一休みしてもいいだろう。夏の暑い日はキャビンレイクで泳いでいる人もいる。日本人にはBC州の湖の水は冷たすぎる気もするが、ローカルの人たちと一緒に水遊びするのも楽しいかもしれない。 

イーグルブラフのハイキングの途中にあるキャビンレイク(Cabin Lake)
夏には泳いでいる人も見かけるキャビンレイク。このときは犬が気持ちよさそうに水遊びしていた。Photo © the Vancouver Shinpo

 湖を過ぎるとトレイルは森の中へと続いていく。初めて訪れる人が不安になるのは、この辺りから下り坂になることだ。「眺望の良い場所に行くはずなのに、こんなに下って大丈夫なのか?」
 森で太陽の光が届かないのか、道もぬかるんでくるが、標識にしたがって進むとイーグルブラフが現れる。ノースショアの山からは海が見えるのが魅力だが、イーグルブラフも同様で、マリーナ、海に浮かぶボウエンアイランド、そして遠くにはバンクーバー島と息をのむような美しい景色が広がる。
 下に見えるマリーナはイーグルハーバー、イーグルブラフのブラフは断崖という意味だ。

Eagle Bluffs lookout
森の中を進むとやがて海が見えてくる Photo © the Vancouver Shinpo

 ここでランチやおやつを食べる人が多いが、気を付けて欲しいのがワタリガラスだ。お腹に食べ物を入れたら記念撮影をしたくなるが、そのときに食べかけのおやつなどがあればバックパックの中に入れて、しっかりジッパーも閉じておこう。イーグルブラフに行く度に、ワタリガラスが、ポテトチップスの袋をまるごと、あるいはフルーツの入った容器を盗んでいくのを見かける。バックパックに入れても、少し開いていたりすると、器用に盗み出すツワモノたちなので要注意だ。

サイプレスマウンテンのイーグルブラフ(Eagle Bluffs)。絶景が楽しめる。
サイプレスマウンテンのイーグルブラフ。バンクーバーからも近く、 気軽にハイキングが楽しめると人気のコース。 Photo © the Vancouver Shinpo

 好きなだけ眺望を楽しみ、記念撮影をしたら、元来た道を戻ろう。行きの最初のきつい登りの部分、つまりは帰りの最後の部分は、小さな石がゴロゴロしている。下っているとき滑りやすいので気を付けよう。

 サイプレスマウンテンからの帰りは、途中のルックアウトで車を停めて、ダウンタウンやUBCのある辺り、そしてバンクーバー島の眺望を楽しむのもお勧めだ。

データ

イーグルブラフ (Eagle Bluffs)
エリア サイプレスマウンテン
距離 8キロ
高低差 400メートル
 OK(リードが必要)
トイレ サイプレスマウンテンのロッジ

BC Parksのサイプレスプロビンシャルパークのウェブページ