鮮やかな赤がまるで真紅の絨毯! クランベリー収穫シーズン到来!

1754
水面に真紅の絨毯が敷かれたような鮮やかな赤色が印象的。©the Vancouver Shinpo
水面に真紅の絨毯が敷かれたような鮮やかな赤色が印象的。©the Vancouver Shinpo

 秋にメトロバンクーバーを車で走っていて、水面に真紅の絨毯が敷かれたような鮮やかな赤色が美しい光景を見たことはないだろうか。クランベリーの収穫風景で、この季節の風物詩となっている。

 「ブリティッシュ・コロンビア(BC)州がカナダの生産の約29パーセントを占め、マサチューセッツ州、ウィスコンシン州に続き世界3番目の生産高を誇る(BC Agriculture in the Classroom Foundation )」と、カナダは世界有数のクランベリー収穫国という。

クランベリーの赤い実

 カナダではサンクスギビングやクリスマスの七面鳥の付け合わせとしてもおなじみのクランベリー。「湿地のリンゴ」と呼ばれている。その赤い実には抗酸化作用があり、目の機能を向上させ、血圧上昇を抑制する、アントシアニンが含まれている。

今年は開催!フォートラングレー・クランベリー・フェスティバル

 BC州内でクランベリーを栽培しているのは、主にリッチモンド、ピットメドウズ、フォートラングレーとなっている。

 収穫が行われるのはサンクスギビングの週末辺りで、特にフォートラングレーでは例年、サンクスギビングの週末に『Fort Langley Cranberry Festival』が開催される。2020年は新型コロナウイルス感染拡大で中止だったが、2021年は10月9日に予定されている。

 場所はGlover RoadとMary Avenueの角で午前10時から午後4時まで。クランベリーを販売するほか、フードトラック、クラフトなどのベンダーでの買い物も楽しめる。

Facebookのイベントページ
https://www.facebook.com/events/849519965758886?ref=newsfeed

クラベリー収穫風景を見ることができるスポット

 クランベリーの収穫にはウェットハーベストとドライハーベストの2種類の方法があり、ウェットハーベストは畑に水を張って、水面に浮かんできたクランベリーを囲い込んでポンプを使って収穫するというもの。

 水を張るのでウェットで、対してドライは水を張らずに機械を使用する。ウェットハーベストは主に加工用、ドライハーベストは生食用に用いられる。

水を張って、浮いてきたクランベリーを収穫する、ウエットハーベスト。© the Vancouver Shinpo
水を張って、浮いてきたクランベリーを収穫する、ウエットハーベスト。© the Vancouver Shinpo

 ウェットハーベストは、クランベリーが水面に浮かんでいる様子が美しいことから、写真好きやインスタグラマーに特に人気が高い。ただ残念ながら正確にいつ水を張って収穫するのかは分からない。

 リッチモンドとピットメドウズのクランベリー農場数カ所に問い合わせたが、観光農場ではないので一般の立ち入りは禁止ということで教えてもらえなかった。

 農場の話では水を張るので、子どもが転落して事故が起きる懸念があるとのこと。リッチモンドのウエストミンスターハイウェイとMcMillanWayからOliver Driveの辺りにあるクランベリー畑は、交通量も多く、危険なので農場では自己責任で見学してほしいという。

収穫中のリッチモンドのクランベリーファーム。 © the Vancouver Shinpo
収穫中のリッチモンドのクランベリーファーム。 © the Vancouver Shinpo

 安全にクランベリーの収穫の景色を楽しんでもらおうと、一部ファームではツアーを行っている。

ラングレー
リバーサイドクランベリーファーム
Riverside Cranberry Farm
88 Avenue, Langley
日時
10/7~9 10:00am、1:00pm
ツアー料金
$14.99~
予約
https://www.riversidecranberries.ca/tours

ピットメドウズ
ホップコットファーム

Hopcott Farm
18385 Old Dewdney Trunk Road, Pitt Meadows
TEL: 778-385-1063
日時
10/15~24(10/18、21を除く)10:00am、12:00pm、4:00pm
ツアー料金
6~12歳 : $12、13~17歳: $14、大人(18~64): $19、シニア(65+): $17(ファミリープライスあり)
予約
https://hopcottfarms.ca/

ピットメドウズまで足を延ばすなら、Pitt Polder Ecological Reserveに寄ることも勧めたい。平坦なので気軽に散策できるPhoto © the Vancouver Shinpo
ピットメドウズまで足を延ばすなら、Pitt Polder Ecological Reserveに立ち寄るのはどうだろう。平坦なので気軽に散策できる。© the Vancouver Shinpo

サイクリングを楽しみながら収穫風景に出合えるかも

 サイクリングが好きな人なら、10月中旬にピットメドウズのダイク・トレイルシステム(Pitt Meadows Dyke Trail System)をサイクリングするとクランベリーの収穫風景に出合うことができる可能性が高い。

 メトロバンクーバーのサイクリストのウェブサイト「Let’s go biking」にはクランベリー畑の多いエリアのサイクリングマップ「Cranberry Trail」もある。

Pitt Meadows サイクリングマップ 
https://www.pittmeadows.ca/sites/default/files/docs/city-services/maps/2013_bike_map_web.pdf
Let’s go bikingのCranberry Trailのページ
https://www.letsgobiking.net/beginner/cranberry-trail-maple-ridge/

お土産にも良さそう、クランベリーの専門店
クランベリーを見に行くより、食べるほうが!という人にはフォートラングレーのクランベリーナチュラリー(Cranberries Naturally)。チョコレートやヨーグルトクリームでコーティングしたクランベリー、ジャムやシロップ、チャツネ、クランベリーのパンケーキミックスなどが購入できる。
Cranberries Naturally 
住所: 9124 Glover Rd Unit 3, Langley
TEL: 604-888-1989
ウェブサイト: https://cranberriesnaturally.com/

参考資料
食品安全の考え方 ∼機能性成分を含む食品を例にしてhttps://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/eisei/bunkakai/06/pdf/data7.pdf

Add antioxidants to your diet (Mayo Clinic)
https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/nutrition-and-healthy-eating/multimedia/antioxidants/sls-20076428?s=2


(取材 西川桂子)

合わせて読みたい「お出かけ」記事

旅・お出かけ特集サイトはこちら: https://www.vancouvershinpo.ca/category/life/travel/