ロマンス詐欺にご用心

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 パンデミック長期化にしたがい、他人と出会う機会が減っている。一方、マッチングアプリやソーシャルメディア(SNS)をはじめとするインターネット上の交流が一般的になり、「ロマンス詐欺」と呼ばれる犯罪が増加。カナダでもカナダ連邦警察(RCMP)が繰り返し、警戒を呼び掛けている。

 ロマンス詐欺はインターネットで知り合った人と連絡を取り合ううちに、金銭をだまし取る特殊詐欺で、被害者に恋愛感情を抱かせるのが特徴となっている。加害者が持ち掛けたFXや仮想通貨の儲け話を信じた被害者が投資して、大金をだまし取られてしまう。

 リッチモンドRCMPは11月前半の10日間に5件の被害届があったとして警告を行った。2021年では通算73件となっている。

 サレーRCMPも10月に注意喚起の声明を出している。サレー市では2021年1月から8月までの間に29人が被害届を出し、被害総額は136万ドルに上った。ロワーメインランドでは同時期の被害者数は213人、合計にして2246万ドルをだましとられた。

 加害者らは
・デートアプリやSNSからアプローチして、オンラインで親しくなってから投資話を持ち掛ける。数回にわたる投資で被害者は大きな金額を失うことになる。(1回だけではなく、複数回、投資させる)
・被害者の友人のSNSのアカウントを乗っ取り、友人のふりをして投資させる。
・加害者は被害者のSNS投稿などで下調べした上でアプローチする。
・投資話を持ち掛ける際に、被害者のコンピュータにアクセスするための情報も獲得。ハイリターンを約束するウェブサイトを見せて被害者をだます。
・仮想通貨を購入すると言って投資させ、資金を受け取ったら、連絡が取れなくなる。

といった手口を用いているという。 

 対策としてはRCMPでは
Google で検索。
デートアプリなどでアプローチしてきた相手の写真をGoogleで検索する。インターネット上から取り込んだ写真を用いて、他の人になりすましていないかチェックする。

送金しない!
「会いたいのだけど、車が故障している。修理費を送って欲しい」などと言って来たら要注意。

簡単に恋に落ちるような相手には注意!
実際に会いもしないで、少しやりとりしただけで、恋愛感情を抱いたと言うような相手には要注意。なりすましの可能性が高い。

実際に会おうとしない人
真面目に自分のことを想ってくれているようでも、電話やメールでのコミュニケーションだけで、実際に顔をみせないような相手には注意。
とアドバイスをしている。

 リッチモンドRCMPのアドリナ・オマリー巡査は「ロマンス詐欺の被害者は本当にロマンチックな関係にあると信じていただけに、騙されたと知ると心に深い傷を負っています」と語った。