カナダ政府が不要不急の海外渡航の自粛を勧告

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 カナダ政府は12月15日、国民に対して不要不急の海外渡航を控えるよう勧告した。新型コロナウイルスワクチンの2回接種を終えている人も対象となる。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大を受けてのこと。

 15日の合同会見で、ジャン・イブ・デュクロ保健大臣は「今は旅行するときではない」と述べた。急速な世界的感染拡大により、国外で感染したり、あるいは(フライトがキャンセルになるなど)カナダに帰国できなくなる可能性もあると警告した。

 ドミニク・ルブラン政府間関係・インフラ・コミュニティー大臣も「ホリディシーズンを迎えるのにあたり、カナダ国民には慎重になって欲しい」として「海外旅行をする必要がない人は、旅行しないで欲しい」と呼びかけた。

 カナダでは新型コロナウイルスの新規感染者が急増している。15日発表の過去24時間のカナダ全体の新規感染者数は5,810人を記録。オンタリオ1,808人、ケベック2,386人、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州584人と高い数字となった。

 BC州政府は14日、最悪の場合、12月29日までに1日の感染者数が2,000人に達する可能性があると警告した。

 感染の再拡大を受け、カナダ各州はブースター接種を加速している。オンタリオ州では18歳以上のブースター接種の予約受付を20日から開始することを発表した。

 同州ではまた、屋内のスポーツイベントやコンサートの収容人数を18日から50%に制限する。ただし収容人数1000人以上の大型施設に対して。

 ノバスコシア州では冬休みの開始を早めた。