カナダ最高齢の峯柴志げさん、113歳に

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 ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバーに住む、存命しているカナダ最高齢、峯柴志げさんが113歳の誕生日を迎えた。

 志げさんは1909(明治42)年5月18日、愛知県海部郡で生まれた。オンタリオ州トロントで暮らしていた娘の京子さんに呼び寄せられて、1968年に夫の一郎さんとともに、カナダに移住。59歳の時だった。1979年に3人でバンクーバーに転居したあと、一郎さんは1985年に死去した。

 現在、バンクーバー市内のアパートで京子さんと二人で暮らしている。最近は昼間もベッドの上で眠っていることが多くなってきたというが、起きたら栄養ドリンクのエンシュア、その後、おかゆとマクドナルドのエッグマックマフィン、夕方になると近くの店でテイクアウトする寿司を、時間をかけて食べるという暮らしを数年来続けている。

 「食べ物の形がなくなるまで、よく噛んで食べます。この『よく噛む』ことが長寿の秘訣ではないかと思います」と京子さん。寿司は鉄火巻きやカリフォルニアロールがお気に入り。

 京子さんが自宅で介護をしているしげさんを、看護師が毎日訪れる。「誕生日の今日は、お祝いにスポンジケーキを持って来てくれたので、あとで母に食べてもらいます」という。「私からは特に何もしません。毎日『母の日』のようなもので、常々、長生きしてくれていることに感謝して過ごしています。母はすでに生前葬もすませたんですよ」。

 1日中、ほぼ眠っていることから、水分補給に気を付けている。目を覚ましているときに、コーヒーと抹茶を、日によってオレンジの粒が入ったジュースやコーラも飲む。「抹茶は宇治の老舗『通圓』のものを購入していて、健康食品の感覚で飲んでもらっています。とにかくよく食べてよく飲んでいます」。

 長寿の家系で2人の姉も109歳、104歳まで生きた。「母がここまで長生きできたのは、毎日、自宅に訪問看護に来てくださるコミュニティナースの方、ケースマネージャーや医師をはじめとする、いつもサポートしてくださっている皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。

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