中国系高齢者に暴行した男の身元が判明

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 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市で中国系カナダ人の高齢男性がコンビニエンスストアで暴行にあっていたことが分かった。4月23日、バンクーバー市警は、暴行した男の身元を割り出すためにコンビニに設置していた防犯カメラの映像をメディアに公開、市民に協力を呼びかけた。

 市警によると、場所はバンクーバー市東部で被害にあった92歳の男性には認知症があったという。事件が発生したのは3月13日。映像には男がレジ付近で被害男性の腕をつかみ、出入口のドアを開け外に放り出している場面が映っていた。市警によると、男はその時に倒れた男性の顔を殴ったという。この時、男は新型コロナウイルスに関連する暴言も男性に浴びせたとしている。映像公開の翌日には身元が判明し、ヘイトクライムとして捜査すると発表した。逮捕には至っていない。

メディアによると、被害男性の容態は回復しているという。警察は映像の公開が事件から1カ月後になったことについて、映像公開前にも捜査をしていたが市民の協力が必要と判断したと説明している。

 21日にバンクーバー市警が発表した数字によると、今年に入ってアジア系に対するヘイトクライムが増加しているという。2020年に入ってからこれまでに警察に通報された反アジアヘイトクライムは9件、2019年は1年間で12件だった。ヘイトクライムの通報は、604-717-2763、もしくは1-800-222-8477まで。