カナダ政府、アメリカ2社と新型コロナワクチン1億回分契約

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 カナダ政府はアメリカの2社との契約で、現在開発中の新型コロナウイルスワクチン候補を合わせて1億1400万回分確保したと8月31日に発表した。

 契約は、メリーランド州にあるバイオテクノロジー企業ノババックス(Novavax)7600万回分、ニュージャージー州ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)3800万回分。

 カナダ政府は8月初めにはすでに2社と契約、アメリカのファイザー(Pfizer)2000万回分とモデルナ5600万回分を確保したと発表している。

 8月31日の会見でアニタ・アナンド公共サービス・調達大臣は、イギリスの製薬会社アストラゼネカとも交渉がほぼまとまっていることも明らかにし、「ワクチンの準備ができたときには、カナダも準備ができているという体制を整えている」と語った。

新型コロナワクチン接種は義務化しない方向

 31日の会見に同席したパティ・ハイデュ保健大臣は、なるべく多くの国民がワクチンを接種するのが理想的としながらも「カナダ政府はワクチン接種を希望する国民のために準備をしている」と、接種については国民の意思を尊重することを示唆した。

 カナダ公衆衛生局長テレサ・タム博士はワクチンについて「多くの国民が接種することで、新型コロナのために現在不可能となっていることが戻ってくる」と9月1日の会見で語った。

 新型コロナ感染を恐れることなく家族や友人と触れ合うことができ、イベントも開催することができると説明。なるべく多くの国民が摂取することでより高い効果となると強調した。

 副局長ハワード・ヌー博士は2021年にはワクチンが可能になるだろうと予測、早ければ来年の春頃と言う。

 これまで4社のワクチンを確保したとカナダ政府は発表しているが、どのワクチンも現時点では開発の第2段階、第3段階。実際に使用できるのがどのワクチンかは分かっていない。

 ヌー博士はワクチン接種に備えて「接種を義務化するよりも、国民のワクチン接種に対する消極的な姿勢を変えていくことが重要だ」と語った。

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