日本入国時のPCRテストトラブルに注意

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 日本入国に際して、出国前72時間のPCRテストの検査証明書提出が義務づけられているが、カナダで一般的に提供されているテストの中には厚生労働省が有効としていないものもあるという。バンクーバー日本国総領事館が3月29日に送信したメールマガジンで在留邦人に注意を呼び掛けている。(https://www.vancouver.ca.emb-japan.go.jp/files/100168693.pdf

 厚生労働省が有効と認めている検体採取の方法は、“Nasopharyngeal Swab(鼻咽頭ぬぐい液)”と“Saliva(唾液)の2種類のみとなっている。

 しかし、“Nasopharyngeal Swab”は技術的難易度がやや高く、また、そもそも多少の痛みを伴うこともあり、受診されるクリニックによっては、鼻の奥まで入れずに検体を採取する“Nose Swab(鼻腔採取)”を採用し、検査証明書にも“Nose Swab”と書かれるところがあるという。(バンクーバー日本国総領事館がメールマガジン)

 「その検査証明書では不備があるとして日本入国時に指摘を受けることがあります」と注意喚起する。

 日本の関係者も「日本入国時のPCRテストについては、以前から鼻咽頭ぬぐい液が条件でしたが、以前はあまり厳しくなく、鼻腔採取のNose Swabでも問題がなかったようです」という。

 それが、最近の水際対策の強化で、Nose Swabと記載されている場合、書類の不備ということで、検疫所の確保する宿泊施設等で入国後3日間の待機を課せられるケースが発生している。

 現時点では検査を受けている場合は鼻腔採取でも入国拒否対象とはなっていない。しかし、日本入国に際して予約していたハイヤーや、隔離用ホテルを利用できなかった人もいる。

 カナダでのテスト状況についてバンクーバー新報でLife LabとShoppers Drug Martに確認したところ、「現在のところ鼻咽頭ぬぐい液ではなく、鼻腔採取のみ」との回答を得た。

 「Nasopharyngeal SwabとNose Swabの二種類を行っていたのに、どちらにするかリクエストをしなかったために、Nose Swabのテストとなったという話も聞くので、予約の際に必ず確認して、証明書にもNasopharyngeal Swabと記入してもらうことを勧めます」(上述の関係者)

 厚生労働省/検査証明書の提示について www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
ウェブぺ―ジに証明書用、所定のフォーマットがある。

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