NACI 免疫不全患者の3回目接種推奨へ

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 カナダの予防接種に関する諮問委員会(NACI)が9月10日、新型コロナウイルスのmRNAワクチン接種に関して、免疫不全患者の3回目接種を推奨するとの勧告を行った。

 勧告は中等度から重度の免疫不全の状態にある人に対してで、これらの人は、新型コロナウイルスに感染しやすく、また重症化のリスクも高いとされている。

 今回の勧告を受けてカナダ公衆衛生局長テレサ・タム博士は「免疫抑制療法を受けている人をはじめ、中等度または重度の免疫不全状態の人は、新型コロナウイルスワクチンを2回接種しただけでは免疫応答が不十分な可能性が高く、ワクチン接種を追加で受けることで、免疫応答を高めて、良い防御を獲得できると期待されます」と声明を出している。

 ブースター接種とも呼ばれる、コロナワクチンの3回目を接種する動きが世界の一部の国で広がっている。イスラエルでは7月末から高齢者を対象に3回目接種を始めている。

 さらにイギリスでも9月1日に免疫不全患者への3回目接種の勧告を行ったほか、アメリカのFDA(食品医薬品局)も8月12日に、やはり免疫不全患者を対象に3回目の接種を承認した。

 一方、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9月8日、3回目接種について、発展途上国にも公平にワクチンを供給するため、年内は実施を見合わせるよう求めている。

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