支持率では自由党、保守党が互角、自由党単独過半数も、保守党少数派政権誕生も可能性あり

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 いよいよ決戦の日が近づいてきた。ジャスティン・トルドー首相が議会を解散したのが8月15日。それから約30日。大義のない選挙戦も大詰めを迎えた。

 解散時には支持率で第2党の保守党を大きく引き離していた自由党だが、選挙戦の間にその差は徐々に詰められ、一時は保守党が自由党を上回った。自由党トルドー党首は高い支持率を背景に単独過半数を狙って解散したが、ここまでは当てが外れた格好となっている。

 CBCがまとめた9月17日時点での支持率調査結果によると、自由党は31.6パーセント、保守党31.0パーセント。連邦3大主要政党の残り一つ新民主党(NDP)は20.1パーセント。

 ケベック州のみで立候補者を擁立するケベック連合党は6.4パーセント、解散前には2議席しかなかったグリーン党は3.4パーセントとなっている。

 ここに選挙戦終盤になって急に支持率を伸ばしているマキシーム・ベニエ党首率いるカナダ国民党(PPC)が割って入る。解散前には1議席も持たなかったが、現在の支持率は6.3パーセントとグリーン党を上回る。PPCは保守党よりもさらに右寄りとされ、保守党に不満を持つ有権者や一部サービスでのワクチン接種義務化に反対する人々の支持を集めているとみられている。

 各党首とも、新型コロナウイルス対策、生活環境の改善、住宅価格問題の解決、環境問題への取り組み、そしてコロナ後の経済回復などを公約として掲げているが、今回の選挙は元々自由党の単独過半数獲りが狙いのため、大義に欠け焦点がぼやけている。自由党以外の党は、第4波に入った中でのトルドー首相の解散総選挙は暴挙と非難している。

 新型コロナ禍での選挙に投票率がどのくらいになるか全く予測がつかない中、9月10日から13日まで実施された事前投票では約580万人が投票。カナダ選挙管理委員会によると前回2019年選挙の約490万人と比べ18.4パーセント増となっているという。

 現時点での支持率を基にCBCが算出した議席獲得数の予測では、自由党153、保守党118、NDP37、ケベック連合党29、グリーン党1、PPC0となっている。単独過半数には170議席必要で、自由党が獲得する可能性もまだ残っているという。一方で、保守党が少数派政権を取る可能性もあるとしている。

 投開票は9月20日。解散時点での議席数は、自由党155、保守党119、ケベック連合32、NDP24、無所属5、グリーン党2となっている。

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