航空機・列車利用時の新型コロナワクチン接種義務を解除

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 カナダ政府は14日、航空機や列車の利用にこれまで義務化していた新型コロナウイルスワクチン接種完了を6月20日から解除すると発表した。対象は、国内線とカナダから出国する国際線利用と、VIA鉄道など国内での列車利用。これで、ワクチンを接種していなくても飛行機での移動ができるようになる。

 カナダへの入国については、入国規制がこれまで通り適用される。カナダ市民権、永住権保持者でワクチン接種が完了していない場合は、入国前検査、入国時と入国8日目の分子検査、14日間の自己隔離が必要。外国籍の場合は、入国時には引き続きワクチン接種が完了していなければならない。ワクチン接種完了していなければ入国できない。

 クルーズ船旅行については、乗客もクルーズ船スタッフも、ワクチン接種完了が条件となっている。

マスク着用、ArriveCANは継続

 航空機や列車の利用中のマスク着用は継続する。また、すべての入国者は引き続きカナダの空港到着前72時間以内にArriveCANに必要な情報を入力しなければならない。

 オマー・アルガブラ運輸大臣は会見で今回の措置について、早急に決めたものではなく、議論を重ね、秋に新型コロナの波が再来する可能性も考慮して決定したと語り、「新型コロナの状況が(ワクチン義務化を発表した)昨秋とは違うことは明らか」と緩和措置の理由を説明した。

 カナダ政府は2021年10月30日に航空機や列車利用時のワクチン接種義務化を導入。その後、国内での接種率が上昇し、政府によると現在は接種可能人口の約90%が接種を終えているという。

 ただ、もしまたコロナ状況が悪化した場合には再び規制をかけることもあるとした。

 入国時のコロナ規制緩和については、すでにワクチン接種完了者は陰性証明提示や自己隔離を免除されている。加えて、今月11日からは到着空港での入国者へのランダムなコロナ検査を停止している。

今回の変更

・6月20日から、国内線・カナダから出国する国際線の航空機利用時、国内での列車利用時のワクチン接種義務解除
・6月11日から、ワクチン接種者へのカナダ入国時の空港到着時ランダムコロナ検査を停止

ワクチン接種の有無にかかわらず継続される措置

・航空機、列車内でのマスク着用
・カナダ空港到着前72時間以内のArriveCAN入力

ワクチン接種が完了していない場合

・カナダ国籍・永住権保持者は、入国前検査による陰性証明提出などこれまで通りの規制継続
・外国籍の場合は入国できない

カナダ政府の発表: https://www.canada.ca/en/transport-canada/news/2022/06/suspension-of-the-mandatory-vaccination-requirement-for-domestic-travellers-and-federally-regulated-transportation-workers.html

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