バンクーバーの小学生を持つ保護者の多く、学校での学習を選択

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9月からでなく10、11、1月のいずれかに学校に戻ることも可能に

 BC州で9月8日に発表された、9月4日からの新型コロナウイルスの新たな感染者は429人。新学年の開始を目の前に控えて、新型コロナウイルス感染者が増加しているため、多くの保護者が不安を抱えている。

 そのような中、バンクーバー市の公立校を管轄するバンクーバ―・スクール・ボードでは、小学生のおよび小学生を持つ保護者に対して、2020年~2021年の学年度で4つのオプションを提供することを発表した。

 オプションは
1.学校の教室での授業
2.ホームスクーリング
3.バンクーバー・ラーニング・ネットワーク(Vancouver Learning Network)
4.9月から学校に戻るのではなく、時間をかけて移行
の4つだ。

 これらのオプションについては、BC州教育省の学校再開計画発表を受けて保護者らに対して行ったアンケートの結果、決定したという。

 バンクーバー・ラーニング・ネットワークはdistributed learning programと呼ばれるもので、ホームスクーリング同様、学校には通わず、自宅で学習する。

 バンクーバー・ラーニング・ネットワークとホームスクーリングとの違いは、ホームスクーリングでは保護者が全面的に責任をもって子どもの教育を行うのに対し、distributed learning programであるバンクーバー・ラーニング・ネットワークでは、資格を持つ教師が教材を提供し、テストや課題で学習成果を確認する。ホームスクーリングでは教材を選びや学習成果の確認も保護者が行う。

 1~3までのオプションはこれまでにも提供されていた。今回、新たに保護者が選ぶことができるようになった、オプション4の「時間をかけて移行」というのは、子どもに学校で友達とともに学習して欲しいと考えるものの、9月から学校に戻ることに強い不安を持つ保護者向けに準備したものだという。

 オプション4では学校に籍を置きながら、子どもは自宅で学習。保護者は子どもの学習をサポートする必要がある。ただし、1週間に1.5時間から2時間、教師が、学習の進捗状況を確認(チェックインと呼ぶ)する。学校に戻るのは10月13日、11月9日、1月5日のいずれかの日で、教師によるチェックインは9月21日の週に開始する。

 バンクーバー学校区では保護者にアンケートを行い、4つのオプションのうちどれを希望するか回答を求めた。25,184人が回答して、約76%は学校に戻り、教室で学習することを希望した。4つめの時間をかけて学校に戻るというオプションを選んだ世帯は2番目に多く、回答者の23%を占めたという。

 学校再開のオプションは学校区によって異なる。

アンケートの結果とオプション4の説明図


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