バンクーバー港、パフォーマンス評価で世界有数の「最悪の港」に

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  バンクーバー港が世界最悪の港のひとつに選ばれた。今年5月に発表されたワールドバンク・グループの、世界のコンテナ港のパフォーマンスを評価するContainer Port Performance Index 2021で、バンクーバー港は世界370の港のうち368位にランクされたのだ。

 シティ・ニュース電子版によると、バンクーバーフレーザー港湾局のピーター・ゾッタ副社長は、問題の多くは自分たちの手に負えないものとし、原因は中国にあると指摘している。新型コロナウイルスの影響で中国での生産が遅れ、それに従って船の到着も遅れている。船のスケジュールが正常であればバンクーバー港はきちんと機能するが、この2年間そういう状況にはないと語っている。

 ただ、ゾッタ副社長は、昨年12月以降、状況は少しずつ改善しているとも言っている。バンクーバー近郊で起きた11月の記録的な降雨による土砂崩れや洪水は、道路や鉄道に深刻な被害をもたらし、同港は今よりもさらにひどい状況だったという。

 また、海運会議所のロバート・スミス・マニング氏は、同港はアジアからの輸入急増を含む、大きな変化に対応しきれていないという。重要なのは、今回の結果を将来に備えるべき指針にしなければならないということで、ひとつはサプライチェーンの混乱、もうひとつは取引量の急増としている。

 今年のランキングでは、北米西海岸の港湾が軒並み低い順位となっている。ブリティッシュ・コロンビア州ではバンクーバー港以外にはプリンスルーパートが344位だった。最下位はアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス港、369位に同ロングビーチ港、ワシントン州シアトル港は336位となっている。トップは、サウジアラビアのキングアブドラ港で、日本は横浜が10位、大阪が36位、神戸が40位、東京は56位に入った。

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