カナダで受けた、日本帰国のためのPCRテスト(後編)

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陰性証明書取得の体験談 

 日本人も含め全ての入国者・再入国者・帰国者は入国にあたり、4月26日現在、出国前72時間以内に実施したCOVID-19に関する検査による「陰性」証明の提出が求められている。

 4月中旬にバンクーバーから日本航空を利用して帰国した女性が、カナダでのPCRテストと入国手続きについて体験を寄せてくれたので2回に分けて紹介する。前編のPCRテストを受けるまでに続き、後編では実際のテストの様子を中心にリポートする。

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CVM MedicalのGoogleでの検索画面のスクリーンショット ©The Vancouver Shinpo
CVM MedicalのGoogleでの検索画面のスクリーンショット。読者はGoogleのレビューも読んだ上で、CVMを利用することを決めたという。 ©The Vancouver Shinpo

 私が利用したCVM(CVM Medical)のクリニックはバンクーバー空港の南で、車がないと行きにくいところにありました。当日は少し早めに着きました。クリニックの専用駐車場は4台分しかなくすべて埋まっていたのですが、日曜日だったので、空いていたほかのリザーブスポットに止めました。

 平日だとクリニック用以外のリザーブスポットを使うことは難しいかもしれません。

 事前に入手した注意事項では「車で待て」とのことでしたが、クリニックのパーキングスポットを利用していないので、私が到着しているのが分からないかもしれません。そこで外に出てドア付近で待っていたところ、係の人が外に出てきて予約を確認、時間前に中に入れてくれました。

 中に入ると、まず鼻をかむように言われてティッシュを渡されました。同じ人が「熱はないか?」「体調はいいか?」「コロナ陽性者と接触がないか?」など、ほとんどのクリニックでやっている一般的な質問をしました。この人はアジア人で日本語が堪能でした。

 質問のあとは、すぐにドクターズオフィスに案内されました。サイトではテストの前に「We will ask you to sign two consent forms. 」とありましたが、これは初めのころだけで今はやっていないとのことでした。

 そのためConsent formのサインはせず、まずはIDを提示。私は日本政府の要件の一つのパスポート番号を、テスト結果の書類に載せてほしかったので、パスポートをIDとして提示しました。その際、あとで日本語のフォームを書いてほしいということを伝えました。

 日本のフォームは一応印刷して持って行ったのですが、あとでEメールで書類を送るように指示されました。テスト前に名前や生年月日などフォームの基本情報の確認を求められましたが、確認の署名をする箇所はありませんでした。

 テストはRT-PCR/NAAT Nucleic Acid Amplification Testで、鼻腔採取ではなく奥まで入れるDeep swabでしたが、腕がいいのかまったく痛くはありませんでした。

 Swabは10回と決められているそうで、「One, two, three」と10回しっかり数えていましたが、すぐに終わりました。質問からテスト終了まで10分かからなかったと思います。

 家に帰って、当日中にサービスチームに日本語のフォームを送りました。

 結果は翌日、テストから約22時間でメールで届きました。ファイルはPDFでクリニック独自のフォームのほか、日本語のフォームも添付されていました。ただ、クリニック独自のフォームでも、検査方法やパスポート番号といった日本政府の検査証明書の必要項目も満たされていました。

 ウェブサイトに記載されていたConsent formが、行ってみたらなくなっていたなど、少し不安はありましたが、全体的にサービスはとてもよかったと思いました。何より結果が早く出たのがありがたかったです。おかげで出発前日は落ち着いて準備することができました。

[編集部注]
以下は、そのほかのメトロバンクーバーでPCRテストを行っているクリニック。厚生労働省が有効と認めている検体採取の方法は、“Nasopharyngeal Swab(鼻咽頭ぬぐい液)”と“Saliva(唾液)”の2種類のみで、次のクリニックでは、2021年5月1日現在、メトロバンクーバーでNasopharyngeal Swabでの検査を行っている。

(取材 西川桂子)

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