カナダと東京でビジネスをする佐藤さんに聞く(後編)観光客に東京のエコについて違和感を持ってほしくない

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 GIFTS AND THINGSとWhistler Smile Giftを経営する佐藤広樹さんは、非営利団体(NPO)「東京のCO2削減で都内観光を推進する会」の理事長も務め、プラスチック製品の使用削減をはじめ、さまざまな啓蒙活動を行っている。

 カナダの店舗や新たにオープンした店の状況について聞いた前編に続き、後編は3月に開催した環境啓蒙イベントなどについて紹介する。

 カナダと日本を行き来する中で佐藤さんは、レジ袋を今も配布している東京の環境問題への取り組みについて違和感のようなものも感じていて、新型コロナウイルス感染が収束したとき、海外から東京を訪れる観光客に同様の思いを抱いてほしくはないという考えから活動を始めたという。

– 佐藤さんは、東京のCO2削減で都内観光を推進する会で、東京の環境を良くするための活動にも取り組んでいて、3月には東京でSDGsのイベントを開催したそうですね。

 東京の中央区晴海や港区南青山で、環境に優しいエコグッズを配布、紹介するイベントを開いて、多くの方にエコを推進することができました。

イベントで環境に優しいエコグッズを配布、紹介した。Photo courtesy of 東京のCO2削減で都内観光を推進する会
イベントで環境に優しいエコグッズを配布、紹介した。Photo courtesy of 東京のCO2削減で都内観光を推進する会

 今回は、日本には出店していない、ホール・フーズ・マーケット(Whole Foods Market)やチョイシズ・マーケット(Choices Markets)といった店のエコバッグを配布したところ、海外ブランドに興味のある主婦層に好評でした。

 エコバッグを使用することでレジ袋を購入する必要はなくなり、CO2の削減を推進することができます。

 ファッション性やブランドからCO2削減運動の入り口に入ってもらうなど、環境問題に対するハードルを低くして、できるだけ早く東京でもこの運動が広まるように努力をしています。

環境にやさしいだけでなく、履きやすさにもこだわった靴を販売するオールバーズを紹介した。Photo courtesy of 東京のCO2削減で都内観光を推進する会
会のイベントを訪れて、同様のイベントを開催する大学関係者も出てきたという。Photo courtesy of 東京のCO2削減で都内観光を推進する会

 イベントでは、サスティナブルな靴の販売をしているブランドのオールバーズ様の天然素材のユーカリ樹皮で作られた靴を説明しました。

 オールバーズ様の靴は環境にやさしいだけでなく、履きやすさにもこだわっていて快適です。デザインはミニマルな一方、毎年、履き心地を改善した製品を発表しています。こちらもイベントに来てくださったあいだで、人気が高かったです。

 最近は大学の授業でもSDGsや環境問題を取り上げているため、学生の環境問題に対する意識は高く、当会のイベントにいらっしゃって、同様のイベントを開催する大学関係者も出てきました。

会のイベントを訪れて、同様のイベントを開催する大学関係者も出てきたという。Photo courtesy of 東京のCO2削減で都内観光を推進する会
会のイベントを訪れて、同様のイベントを開催する大学関係者も出てきたという。Photo courtesy of 東京のCO2削減で都内観光を推進する会

 商店街の店舗様にもご協力いただき、エコグッズを配布してもらって環境を良くする活動にご協力していただいています。活動が認められて、講義依頼やイベントの開催依頼なども増えてきています。

 東京でのエコ活動が盛んになり、グローバルスタンダードなエコの街、東京、これから東京に来る海外からの観光客のエコ意識に、東京に来て違和感が生まれない社会になることを引き続き目指していきます。

ホール・フーズ・マーケット https://www.wholefoodsmarket.com
チョイシズ・マーケット https://www.choicesmarkets.com

オールバーズ https://allbirds.jp

東京のCO2削減で都内観光を推進する会 https://www.tokyo-co2.com

カナダと東京でビジネスをする佐藤さんに聞く(前編) 若い人の感覚を活かしてパンデミック以降も好調!

(取材 西川桂子)

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